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天才パンダのエッセイ※本物のミステリー!ゲームと脳科学 楽しい経済学 切り裂きジャックと孤独  作者: ヘタレパンダ


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タイトル未定2026/10/18 01:42

北方領土を返してもらう方法――まずロシア人に得をさせろ!


天才パンダの外交戦略


北方領土問題について、私は以前から不思議に思っていることがある。


なぜ日本は、もっと相手の心理を考えて交渉しないのだろうか。


「北方領土を返せ!」


「返さないロシアはけしからん!」


そう言いたくなる気持ちはわかる。


しかし、それを何十年も繰り返したところで、領土が返ってこないのなら、そろそろ違う方法を考えてもいいんじゃないの?


問題を解決したいのか。それとも相手が悪いと言い続けたいのか。


私は問題を解決したい。


そこで、天才パンダならどうするか、ちょっと考えてみた。


もちろん、これは私の考えた戦略であって、実際に外交交渉を行った結果ではない。


しかし、相手の心理を考えれば、試してみる価値のある方法ではないかと思っている。


第一段階 まず二島を返してもらう


1956年の日ソ共同宣言では、ソ連は歯舞群島と色丹島を日本に引き渡すことに同意した。


ただし、実際の引き渡しは平和条約の締結後とされた。


その後も国後島と択捉島の帰属をめぐる問題は解決せず、現在に至るまで平和条約は結ばれていない。


私はここで考える。


まず、歯舞群島と色丹島の引き渡しを実現する方法を考えたらどうだろう。


ただし、重要なことがある。


二島を返してもらったからといって、残りの二島を諦める必要があるとは思わない。


「まず二島、そして次の交渉へ」


そういう段階的な方法を考えたいのである。


もちろん、最初の合意によって残りの二島について交渉する権利がなくなってしまったら困る。


そこは外交官や法律の専門家に、きちんと条件を詰めてもらわなければならない。


私が考えたいのは、その先だ。


そもそも、二島返してもらったとして、残りの二島を返してくれる保証はあるのか。


そんなものはない。


しかし、保証がないから何もしないというのも、おかしな話ではないだろうか。


相手が次の二島を返したくなるような状況を、こちらから作ってやればいいのである。


第二段階 ロシア人を追い出す必要はない


まず、私が絶対に避けたいことがある。


二島が返還されたからといって、今そこに暮らしているロシア人たちを追い出すことである。


そんなことをして、どうするのだ。


そこに住んでいる人間には、それぞれの生活がある。


家があり、家族があり、仕事があり、思い出がある。


国境が変わったからといって、突然出ていけと言われたら、そりゃ怒るに決まっている。


私はむしろ、今までどおり住んでもらえばいいと思っている。


ロシア人として暮らしたいなら、それでもいい。


日本国籍を取得したい人がいるなら、その選択肢を用意する。


二重国籍を希望する人がいるなら、特別な制度を設けられないか検討する。


もちろん、現在の日本の法律では自由に二重国籍を選べるわけではないので、法律の整備や日露両国の合意が必要になる。


しかし、法律は人間が作ったものだ。


問題を解決するために必要なら、法律を改正するという選択肢だってある。


大事なのは、そこに暮らす人間を不幸にしないことだ。


もちろん、かつて島に住んでいた日本人や、その子孫の権利や思いも忘れてはいけない。


昔住んでいた日本人と、現在住んでいるロシア人。


どちらか一方だけを大切にするのではなく、双方の事情を考えて制度を作る。


税金も払ってもらう。公共施設の使用料も、必要なら払ってもらう。


その代わり、行政サービスも受けられるし、安全で便利な生活ができる。


当たり前の話である。


国境を変えることが目的なのではない。


そこに暮らす人たちが、よりよい生活を送れることが重要なのだ。


第三段階 返してよかったと思わせろ!


さて、ここからが私の戦略の本番である。


二島を返してもらったら、今度はロシア人に得をさせる。


もちろん、日本だって得をする。


私は、信長だったらどうするか、と考えることがある。


自分が織田信長の立場だったら、相手を力ずくで従わせることばかり考えるだろうか。


いや、もっと相手に利益を感じさせる方法を考えると思う。


少なくとも、私ならそうする。


まず、交通を整備する。


島の道路を整える。港を使いやすくする。北海道との船の便を増やす。


橋やトンネルについても、費用と効果を計算してみればいい。


色丹島と北海道の間には海があるのだから、最初から道路だけで全部つなげるわけにはいかない。


だからこそ、船、港、島内道路から順番に整備する。


そして、観光客が気軽に遊びに来られるようにする。


何を作るか。


日本には、売りになるものが山ほどあるじゃないか。


おいしい食べ物。


清潔で気持ちのいい温泉。


便利なコンビニ。


きれいなホテル。


遊園地や娯楽施設。


日本のアニメやゲームを楽しめる場所。


もちろん、ロシアの料理や文化も大切にする。


ボルシチを食べられる店があったっていい。ロシアのお菓子を売ったっていい。


日本の文化だけ押し付ける必要はないのである。


ロシアと日本の良いものを組み合わせた、新しい観光地を作ればいい。


そうすれば、どうなるか。


そこに住む人たちは便利になる。


仕事が増える。


商売ができる。


収入が増える可能性もある。


観光客が来れば、店も必要になる。宿泊施設も必要になる。交通も整備される。


そして何より、生活が楽しくなる。


「日本と協力したら、こんなにいいことがあった!」


そう思ってもらえたら、こちらの勝ちである。


いや、勝ちという言い方も変か。


日本も得をして、ロシア人も得をするのだから、両方の勝ちである。


第四段階 残りの島の人たちが羨ましがる


さて、二島が発展したとする。


そこで暮らしている人たちが、楽しく便利な生活をしている。


観光客がやってくる。


日本のおいしいものを食べて、温泉に入って、楽しい思いをして帰っていく。


そういう状況になったら、残りの島の人たちはどう考えるだろうか。


私の予測では、こういう反応が出る可能性がある。


「えっ、あっちだけずるいじゃん!」


「なんであっちばっかり便利になってるの?」


「こっちにも日本の店を作ってくれよ!」


人間というのは、そういうものではないだろうか。


他人が楽しそうにしていれば、自分もやってみたくなる。


他人が得をしていれば、自分も得をしたくなる。


もちろん、全員がそう考えるとは限らない。


しかし、一定数の人がそう思う可能性は十分にあると私は考えている。


だったら、次は残りの島との交流や商売を広げていけばいい。


そして、また利益を生み出す。


ただ「返してくれ」と頼むだけではない。


「日本と協力したら、こんなに得をした」という実績を積み上げていくのである。


最初の二島で成功したなら、その成功をほかの島にも広げる。


いわば実験である。


本当に利益が出たのか。


観光客は増えたのか。


住民の収入は増えたのか。


生活満足度は上がったのか。


何か問題が起きたなら、何が原因だったのか。


そこを数字で調べればいい。


私の予測では、数年単位で変化を観察することは可能だと思う。


もちろん、二、三年で領土問題が全部解決するという保証はない。


しかし、何十年も同じ要求を繰り返しているだけなら、別の方法を試して結果を見てみたらどうだろう。


第五段階 ロシア本土まで利益を広げる


私の戦略は、北方領土だけで終わらない。


次に考えるのは、ロシア本土の人たちである。


北方領土に住む人たちが日本との交流で利益を得ている。


それをロシア本土の人たちが知ったら、どう思うだろうか。


「日本って、案外いい国じゃない?」


「そんなに楽しいなら、私も行ってみたい」


「日本との商売って、儲かるんじゃないの?」


そういう人が増える可能性がある。


だったら、日本へ観光に来てもらえばいい。


日本には売りになるものがたくさんある。


寿司もある。ラーメンもある。温泉もある。アニメもある。ゲームもある。


きれいな景色も、便利な交通機関もある。


外国人が日本に来て、感動している動画だって、私は何度も見ている。


日本には魅力があるのだ。


それを、もっと上手に利用すればいい。


ただし、ここでも一つ重要なことがある。


外国に旅行するなら、その国のルールや習慣は学んでおいた方がいい。


温泉では、湯船に入る前に体を洗う。


ごみは決められた場所に捨てる。


公共の場所では周囲の迷惑にならないようにする。


そういうことは、旅行前に教えればいい。


これはロシア人だけの話ではない。


日本人が外国に行くときだって、同じである。


相手の国の文化を尊重する。


そうすれば、旅行者も受け入れる側も気持ちよく過ごせる。


北方領土を、そのための交流拠点にしたらどうだろう。


日本の文化とロシアの文化を学び合う場所。


日本人とロシア人が、お互いの生活習慣を知る場所。


そして、楽しく商売する場所。


私は、そういう島にしてみたいのである。


## 第六段階 日本にも利益がある


さて、ここまでロシア側の利益を話してきた。


では、日本に利益はないのか。


そんなわけがない。


まず観光収入がある。


ホテル、飲食店、交通機関、土産物、娯楽施設。


そこに雇用も生まれる。


漁業や水産加工業にも協力の余地がある。


そして、忘れてはいけないものがある。


石油と天然ガスである。


日本は資源の輸入に大きく依存している。


ロシアには石油や天然ガスなどの豊富な資源がある。


実際、日本は現在もロシアから液化天然ガスを輸入している。


だったら、日露関係が改善した場合に、エネルギー取引でどんな利益が生まれるか計算してみればいい。


もちろん、ただでもらえるわけではない。


価格、輸送費、投資額、安全保障上の危険、供給が停止した場合の損失。


そういうものを全部計算する。


ロシアから買った方が有利なものは買う。


他国から買った方が有利なら、そちらから買う。


供給先を一国に依存しない工夫も必要である。


大事なのは、感情だけで取引相手を決めないことだ。


相手に利益があり、日本にも利益がある。


その上で危険を減らす。


私は、そういう外交を考えている。


## 第七段階 アメリカだって考えを変えるかもしれない


そして、ここからが面白い。


日本とロシアが、とても仲良くなったとする。


観光客が増え、貿易が増え、互いの国民が交流している。


ロシアが合意を守り、平和的な関係を維持している。


それを見たアメリカは、どう考えるだろうか。


「日本とあれだけ協力できているなら、アメリカにも協力できる分野があるんじゃないか?」


そう考える可能性はあるのではないだろうか。


もちろん、アメリカにはアメリカの安全保障政策がある。


日本とロシアが仲良くなっただけで、すべての対立が解決するわけではない。


しかし、信頼できる協力関係の実例が増えれば、ロシアへの評価を見直す材料にはなるだろう。


ここで思い出すのが沖縄である。


アメリカは戦後、沖縄の施政権を握っていた。


しかし、1972年には日本へ施政権が返還された。


もちろん、沖縄返還には沖縄県民の復帰運動や日米の安全保障上の交渉など、さまざまな事情がある。米軍基地も残った。


だから、北方領土とまったく同じ話ではない。


それでも、一度決まった国際関係が、未来永劫そのままとは限らないことはわかる。


交渉によって変化することがあるのだ。


だったら、ロシアとの関係にも、そうした可能性を考えてみたらどうだろう。


日本とロシアが得をする。


アメリカとの協力の可能性も広がる。


さらに、ほかの国も参加する。


そうなれば、最初は小さな二島の話だったものが、国際的な経済協力へと発展する可能性も出てくる。


私が考えているのは、そこまで含めた長期戦略なのである。


## 第八段階 坂本龍馬はどうやって薩長を結びつけたのか


仲の悪い二つの勢力を仲良くさせる。


この話をしていると、私は坂本龍馬を思い出す。


薩摩と長州は、最初から仲良しだったわけではない。


しかし、共通の目的と互いの利益が見えてくれば、協力することができる。


実際、薩長同盟は成立した。


もちろん、幕末の軍事・政治同盟と現代の国際外交では事情が違う。


しかし、対立している相手にも協力する理由を作る、という点は参考になる。


私は、人間の心理を考えることが好きだ。


相手が何を欲しがっているか。


何を嫌がっているか。


何を得れば喜ぶか。


どんな条件なら交渉に応じるか。


そういうことを考えるのは、実に面白い。


ただし、龍馬は暗殺されてしまった。


では、私も同じことになってしまうのだろうか。


いやいや、そこまで真似する気はない。


私は小説を書いて、印税で楽しく暮らしたいのである。


## 第九段階 人間を日本製品にするな!


もう一つ、私が気になっていることがある。


日本は、売りになる商品がたくさんある。


それは素晴らしい。


日本の技術や品質を誇りに思うのも、結構なことだ。


しかし、日本人自身にまで日本製品の品質基準を要求するのは、どうかと思う。


特に子供たちである。


「日本人らしく礼儀正しくしなさい」


「失敗してはいけません」


「みんなと同じようにしなさい」


「日本人として恥ずかしくない人間になりなさい」


おいおい。


子供は工業製品じゃねえんだよ。


そんなことを要求し続けていたら、失敗することも、個性を出すことも難しくなってしまう。


私は、外国人観光客には日本のルールを知ってもらった方がいいと思っている。


しかし、それは日本人と同じ人間になれという意味ではない。


ロシア人にはロシア人の文化がある。


日本人には日本人の文化がある。


違うから面白いのである。


日本の良いところを知ってもらうために、相手の個性まで消す必要はない。


日本人だって同じだ。


日本という国を魅力的に見せるために、日本人一人一人が商品みたいに振る舞う必要はない。


そんなことをしていたら、暮らしている人間がたまったものではない。


人間には、楽しく生きる権利があるのである。


## 最後に 相手が得をする方法を考えろ!


私が北方領土問題について考えているのは、結局こういうことだ。


ロシアに対して、


「返せ、返せ!」


と言い続けるだけではなく、


「日本と協力したら、こんなに得をした」


と思ってもらえる状況を作る。


相手が自分から協力したくなる環境を整える。


そうして、次の交渉につなげていく。


もちろん、現在の日露関係には、ウクライナ侵攻をめぐる深刻な問題がある。2022年にはロシアが平和条約交渉の継続を拒否しており、すぐに私の構想を実行できる状況ではない。


領土の帰属、住民の権利、安全保障、法律、財源。


解決しなければならない問題はいくらでもある。


しかし、だからこそ計算するのである。


何にいくらかかるのか。


日本は何を得るのか。


ロシアは何を得るのか。


住民は幸福になるのか。


どれくらいの年月が必要なのか。


どんな危険があるのか。


そして、方法を実行した後、本当に予測どおりの結果になったのか。


それを調べればいい。


うまくいかなければ、原因を調べて修正する。


私は、そういう問題解決が好きなのである。


相手を悪者にして怒鳴り続けることより、相手が喜んで協力してくれる方法を考える方が面白い。


なにしろ、日本には魅力的なものがたくさんあるのだから。


それを使わない手はない。


もっと日本のおいしいものを食べてもらえばいい。


もっと日本に遊びに来てもらえばいい。


ロシアのおいしいものだって、日本人が楽しめばいい。


そうして、お互いの国民が、


「仲良くした方が得じゃん!」


と思うような関係を作る。


私は、そういう外交があってもいいと思っている。


もっとも、外交官になるつもりはない。


政治家になるつもりもない。


私は、考えるのが面白いから考えているだけである。


実際にやるのは政治家と外交官の仕事だ。


これだけ戦略を考えたんだから、あとは自分たちで考えて、調べて、実行してくれ。


それでも、もっと詳しい戦略を考えろと言うのなら。


**だったら金払え!**


私はそろそろ、印税で旅行して、うまいものを食って、他人の研究成果を眺めながら、悠々自適に暮らしたいのである。


――天才パンダ

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