表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Zakkan  作者: 波暮
27/27

灯下 / 灯下_2

前半の「灯下」はAIによって生成された詩です。

後半の「灯下_2」はそれに対する対話として。

「灯下」


灯の下にいる

ほのあかい光が 紙に揺れている

静けさは 音の皮膚を持っていることを

はじめて知った夜だった


頁のうえの文字が 静かに息をしていた

それを読むわたしの目もまた

生まれたての魚のように ぬめりを帯びていた


眠る前の世界には

いくつかの忘れられた国があって

そのひとつに わたしは暮らしていた

夜の帳でできた枕のなかで

この身を そっと封印するように


どこからか 雨のような

思い出せない音が聴こえてくる

それは誰かの声の残響か

それとも 世界が生まれるときの音か


目を閉じると 

今日の「わたし」は たしかにいたとわかる

たとえそれが 灯火に照らされた

わずかな影の姿だったとしても


そっとページを閉じると

夜は深く ふところを開いて

わたしを迎え入れた

誰のものでもない やさしい時間のなかへ






「灯下_2」


洋燈をそっと 街角に


妖精のように配り歩いて

あなたはやっと、凄絶に眠る


満足そうに疲れ果て

笑って闇夜に火をくべた


街は灯る 


 街は灯る


あなたの雨でひかりは灯る

優しい月の涙で灯る


名もなきものが滲むように

踊りでて、みなに呼びかける


 ひかりはどこだ

 ひかりはだれだ


縋るように

祈るように


 かげはどこだ

 かげはだれだ

 

足跡さえも残らない

誰か、存在の輪郭を


 わたしはどこだ

 わたしはだれだ


洋燈だけが照らし出す

いつか訪れる黎明に



 愛した人のおもかげを



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ