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色を追えば
色を追えば、瞬きのうちに日は落ちる
眼を啓けば陶酔のうち 飲めや歌えと夜の幕が開く
舞う袖の鮮やかに手を惹かれ、
纏う芳香、花弁のごとし。
蝶のようにひらひらと、
浮かれて羽を置いたなら、
たちまちぱくりと食いつかれ、
気付けば朝を迎えていたり。
花の艶やかに目を向けたなら、
あまりの色香に嘘を知る。
朝露に混じる薫風に、
紫煙くゆらせ、虚飾の造花。
一度色を追ったなら、
蜜を吸うまでと羽ばたいて、
曙光の眩きに透き徹るなら、
色を追われたは我が身と知らる。
夢幻も一夜の恋
瞬きののちに消ゆるとも
瞼閉ざせば永遠の夢
飲めや歌えや我が世の春に!




