↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
R15な魔法しか載ってない魔導書を見つけた。  作者: あーる72


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/74

第11話【森崎千紗_破れない契約を交わす魔法(低級)】⑥

僕は早速掃除道具入れから、バケツを持ってくる。

森崎先輩は、自分で言い出した手前、率先して準備を進める僕を止められないでいる。


僕は、空のバケツを森崎先輩の目の前に置く。


「さぁど(・)う(・)ぞ(・)、(・)準(・)備(・)が(・)で(・)き(・)ま(・)し(・)た(・)よ(・)」


僕に促されるままに、森崎先輩はバケツを跨ぐ。

それが引き返すことのできない一本道であると知らないまま。


森崎先輩は、健気にもバケツの上で中腰の姿勢をとる。

和式トイレで用を足す時の姿勢よりもかなり高い位置に腰がくるため、スカートが垂れ下がりバケツにかかってしまう。


「あの、私が提案しておいて今更なんですが、これだとスカートにかかってしまいます」


スカートが汚れるからこの案は無しだ。

森崎先輩はあんなそう言おうとしている。

だが、この状況で僕がそんな逃げ道を認めてあげる訳がない。


「じゃあスカートを脱ぎましょう」


そっけなくそう告げると、森崎先輩の顔がさらに赤くなる。

さっきので限界だと思っていたが、さらに先があるとは。


「いや、この下はもう何も履いていないので、流石にそれは」


森崎先輩の下半身は二週間前に見ているし、先週に至っては触りもした。

けれど、森崎先輩にとっては二週間前の着替えの時はしっかりと隠せているという認識だっただろうし、先週に関しては感覚を遮断していた。

僕に下半身を見られるというのは、初めてのことであり抵抗感も強いのだろう。


僕は不安げな森崎先輩を安心させるように、笑顔で返す。


「安心してください。こ(・)こ(・)に(・)文(・)化(・)祭(・)の(・)う(・)ち(・)わ(・)が(・)2(・)枚(・)あ(・)り(・)ま(・)す(・)。(・)こ(・)れ(・)を(・)使(・)え(・)ば(・)大(・)事(・)な(・)と(・)こ(・)ろ(・)を(・)隠(・)す(・)こ(・)と(・)が(・)で(・)き(・)ま(・)す(・)よ(・)」


そう言って、今年の文化祭で配られたキャッチコピー入りのうちわを手渡す。

「輝く青春」

ありきたりなキャッチコピーがデカデカと書かれたうちわ。

僕は森崎先輩に、スカートを脱ぎ下半身裸になった状態で、このうちわで局部を隠すように迫ったのだ。


それは、昭和のブラック企業の宴会芸のような滑稽な姿になるだろう。


森崎先輩は、うちわを受け取り固まっている。

【多少無茶な理屈を言いくるめる魔法】はその名の通り言いくるめの魔法であり、完全催眠術や認識阻害のようななんでもありな効果は有していない。


僕の要求と、これから自分がするかもしれない行為を想像した森崎先輩の常識が、僕の魔法に対抗しているのだ。


「森崎先輩、今日は先生もいます。

 も(・)う(・)こ(・)れ(・)以(・)上(・)の(・)粗(・)相(・)は(・)、(・)庇(・)え(・)ま(・)せ(・)ん(・)よ(・)」


僕は、森崎先輩の中の天秤を少しでも傾けるべく畳み掛ける。


「僕も森崎先輩にはお漏らしを克服して欲しいと思ってあるんです。そのために今日だってわざわざ休みの日に学校に来ています。

 それなのに、先(・)輩(・)が(・)わ(・)が(・)ま(・)ま(・)ば(・)か(・)り(・)言(・)う(・)の(・)で(・)あ(・)れ(・)ば(・)、(・)今(・)こ(・)こ(・)に(・)先(・)生(・)を(・)呼(・)ん(・)で(・)き(・)て(・)も(・)い(・)い(・)ん(・)で(・)す(・)よ(・)」


最後は少し脅すようになってしまった。

だが、それが良かったのか、森崎先輩は小さく頷いた。


「そうですよね。山田くんは私のためにわざわざ時間を割いてくれてるんですよね。

 それを、私が恥ずかしいからとわがままを言ってしまってはご迷惑ですよね」


森崎先輩は、先生を呼ぶということよりも、僕が休日に時間を割いていると言うところに心を動かされたようだった。

どんな男だってこんな可愛い先輩のえっちな姿を独り占めできるお漏らしトレーニングなら喜んで休日を投げ出すだろうが、森崎先輩の自認としては、自分の悪癖を治すために後輩に無理を強いていると言うことになっているらしい。


何にせよ、森崎先輩自身の意思で決断してくれたことは大きい。

僕はあくまでも誘導しただけで、バケツトイレを提案したのも、実行すると決断したのも森崎先輩なのだ。


恥ずかしい行為を、恥ずかしい行為と認識した上で、自らの意思で行う。


その姿は、単に恥ずかしい行為を無理強いされているよりも、より大きな興奮を僕な与えてくれる。


僕は森崎先輩の決意が鈍らないうちに、素早くスカートに手をかける。


「う(・)ち(・)わ(・)を(・)持(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)ら(・)脱(・)が(・)な(・)い(・)と(・)思(・)う(・)の(・)で(・)、(・)僕(・)が(・)脱(・)が(・)し(・)て(・)あ(・)げ(・)ま(・)す(・)ね(・)」


僕が後ろを向くか部屋を出ている間に脱いで貰えばいい話しだが、バケツにおしっこをすることで頭がいっぱいな森崎先輩は、特に抵抗なく受け入れる。


「ありがとうございます。

 けど、ちょっと待ってくださいね。

 うまく隠せるかな」


それどころ、感謝の言葉を述べつつ、うちわの角度の調節をしている。

スカートの前で「輝く青春」の文字が舞う。


僕は森崎先輩のゴーを待たずに、スカートのチャックを下げる。重力に従ったスカートはバケツを跨いで立つ森崎先輩の周囲に綺麗な輪になって落ちる。


落ちたスカートはまるで魔法陣のように綺麗に広がっている。

その中央に立つ下半身裸で、その下半身を2枚のうちわで隠す森崎先輩は、さながら召喚された魔物か。

落ちこぼれサキュバスと言ったところかな。


「あ、えっと、うまく隠せてますか?」


森崎先輩は急にスカートを下ろされたことに驚き、少し怒ったような表情を見せたが、それよりもうちわで上手く大事なところを隠せているかの方が気になるらしい。


「大丈夫です。

 見えてないですよ」


確かに大事なところは見えていない。

だが、下半身裸で上半身はブラウスのみ、その姿でバケツに跨り下半身の大事な部分をうちわ2枚で隠している。

そんな格好をしていては、大事な部分だけを隠せても意味がない気がする。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。