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多分このラブコメは根本的におかしいのかもしれない  作者: UMA未確認党
第4章 カオス野球

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第71話 ロボット故障

 ある日の昼休み、ショコラマリンと話しながら歩いていたら人だかりができていた。


「おっ何かできてるニャ。見に行こうニャ」


「いやこういう騒ぎに関わるのは嫌だからこの道を曲がって行こう」


「おい!無視するのは止めてくれ」


「知るかよ大体こういうことに関わるとろくなことにならねぇんだ」

「それでもこの小説の主人公かニャ!」

 ショコラが苦言を呈するとマリンも同調して来た。

「そうよ。男らしくないとアンタと交尾しないわよ」

「何で人間が雌猫と交尾すんだよ!そんな絵面聖愛しか喜ばねぇだろ」

「とにかくとっとと行くニャ!」

 ショコラは俺の袖を噛むとそのまま引っ張って行った。普通の猫サイズなのに力強っ!


 人だかりの中心にはYOMマーク2がいた。しかし動いていないどころか画面が飛び出し、ネジは外れ煙を出していた。こんなアニメみたいに壊れることあるんだ……


 近くでは愚太郎とコングが頭を掻いている。


「どうすっかなぁ」


「おっ愚太郎何して壊したんだ?」


「あぁ何か何もしてないのに壊れた」


「何もしてないのに壊れる訳無いだろ!早く言って絞首台で楽になれ」


「何で死ぬ前提?!」


 愚太郎が目を大きく開く。


「あぁもう言うよ。何か命令したら壊れた」


「何て命令したんだよ」


「鬼〇の最新作」


「んなもん見るなぁ!!!映画館で見ろ。てかまだやってねーだろ」


 俺は愚太郎にドロップキックする。


「いやぁ優秀なロボだし見れるかなと」


 愚太郎は頭を掻いた。


 YOMの方を見るとかすかに音を出していた。異常を知らせるコードかもしれないので聞いてみる。


「滲み出す混濁の紋章、不遜なる狂気の器、湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる……」


 何でブ〇ーチの黒棺の詠唱なの?!


「いやもうちょっと分かりやすいのを……」


「I scream, you scream, we all scream for ice cream」


「何で英語なんだよ!しかもそれただの英語の早口言葉じゃねぇか」


「へぇよく知ってるな」


「お前ジェシカ先生の授業聞いてないのかよ!」


「いや作中で習ってないし……」


「それでも登場人物か!」


 こうしてあれこれ揉めているとコングが提案する。


「もうこうなったらあの人呼ぼうぜ」


「あぁあの人かニャ。確かにあの人なら直せるかも」


 ショコラも知っている人物の様だった。


 コングが電話してみる。


「もしもし。あっはいそうです~。第十一中庭の方でですね。機械の故障がありまして」


 コングの声が若干高い。お袋は電話する時声が高くなってたけどお前もかよ!


 てか学校の第十一中庭って何だよ。まずそんなにいらないだろ!




 しばらくしてキュルキュルキュルと言う音が聞こえてくる。見てみると小学生が来ていた。青髪のツインテールにダボダボで手も足も見えない白衣。そして青色のYOMに乗っていた。


「私は鮃木満子。よろしく」


 彼女はYOMに乗った状態でも俺たちのことを見上げるほど小さかった。


「あなたは小学生ですか?」


「失礼な。私は高校二年生」


 俺たちの先輩じゃないか!こんな小さい先輩が居ていいのか。いやフィクションだし良いか。話をずらさないように次の質問をしてみる。


「あ、あの乗ってる機械は?」


「あぁこれは満子専用YOM。青いのが特徴」


「そんなシャア専用みたいに……」


 またまた変な先輩が現れたのだった!

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