第62話 対応策
俺は変態に向かい合う。
「いや動物で抜くなよ」
「え?普通抜かないんですか?」
「もしかして人間も動物なのにとかいうタイプ?」
「いえ人間は動物以下です。あんなのに興奮する人の気が知れません」
ダメだこりゃぁ。こんなのをどうすればいいんだよ。
よし!こういう時はアイツに頼もう!そうして俺は中等部に向かった。向かう先にはあの悪魔がいる。
「え~?隼人先輩アタシに何か用ですか。もしかして告白?嫌だ~」
そうあの蓮季である。正直苦手だがこんなのでも何かの足しになるかもしれない。
時間もないので単刀直入に尋ねる。
「お前女相手でも行けるか?」
「へ?」
蓮季はキョトンとする。
「女子相手ですか?そう言うのはちょっと専門のインキュバス君の方に尋ねてみないと。ウチはそれぞれに合ったサキュバスを押し付けデリバリーデビルするシステムですよ?」
サキュバスってそんなデリヘルみたいなシステムなの?しかも金の代わりに精力を取るだけでネガティブオプションの悪質商法じゃねぇか!
「でも相手がレズだったら?」
「そうなったらやぶさかでも無いですけど~。あなたもしかしてアタシと彼女で百合映像撮って儲けようとしてません?そう言うのはちゃんと事務所通してもらわないと~」
毎日生徒会長と不順同性交友をしてる奴が何を言っているんだよ。
「とりあえず来い!」
「ちょっと待って力強いですって!」
そのまま蓮季を引きずり出していく。
蓮季を強制的に聖愛の前に引き寄せる。途中で舞香と会釈を交わす。
「あっ蓮季ちゃん」
「舞香せんぱーい!どうもどうも!いやー本当にこの人は悪魔使いが荒いんですから」
「誰が荒いだ。よしやれ!変態ポケモン!」
「誰が変態ポケモンですか!ってこの人誰なんですか!」
「これはお前の同族だ。行け」
「何でですか~!久々の出番がこれなんてストライキしますよ!」
「はぁ」
俺は蓮季の頭に触れる。
「え?何のつもりですか?」
そして撫でる主に角の部分を。
「ここに角があるだろ?これはヤギ由来なんだってな」
「まぁ昔の伝承をそのままとればですが」
「つまりお前はヤギの獣人だ。恐らくコイツの好みだろう。行け変態ポケモン!」
「だから何で~!」
蓮季は観念して聖愛にテクテク近づいていく。
「ねぇお姉さん?アタシと色々ドキドキしよ?」
思いっきり誘惑したにもかかわらず聖愛の反応は単調だった。
「こんなんで獣を名乗るとかバカじゃないですか?せめて体毛は必要でしょう」
「そうだとさ。脱いで色々見せたら?」
「だからなんで!そもそもアタシはそう言うところちゃんと剃ってますよ!それがサキュバス界のマナーなんです」
知るかそんなマナー!まったくもうコイツならこの変態に対抗できると思ったのに……
「蓮季。お前でもこの女は逝かせられないか。サキュバスなのに?それがお前の専売特許で唯一の存在理由なのに?」
「はぁ?それは堪忍袋の緒が切れましたよ。絶対絶対この女を逝かせてやりますから!」
やっとやる気になったらしい。でも凄くありがたいぞ!さぁ早くやれ!




