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多分このラブコメは根本的におかしいのかもしれない  作者: UMA未確認党
第4章 カオス野球

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第59話 砦攻防戦

 上忍と中忍が突入していき、さて帰ろうかと思っていると上から愚太郎の声が聞こえる。


「あ、そうだ隼人!今日はスペシャルゲストが来てるんだ」


 ゲスト?どうせ同族のコングか琴音だろ?


 そうたかをくくっていたのが間違いだった。




「隼人くん。助けて」


 聞き覚えのある弱弱しい声につい振り返るとそこには舞香が居た。


 愚太郎この野郎ついに舞香を人質に取りやがったな!


 そして彼女は「助けて」と言っている。これを助けないで何が主人公か。


 俺の脚はもう動いていた。二人が吸い込まれたところを目指して加速する。




 砦の扉を入ると上から不審な気を感じた。


 上からバサッと投網をかけられる。陳腐だが厄介な罠。だがこの程度で今の俺を止められると思っているなど見込みが甘いとしか言いようがない。


「おらぁ!」


 謎の覇気で投網を弾き飛ばす。


「バカな!」


「この投網は100㎏はあるのに……」


 まず100㎏もある投網を人に投げんじゃねぇ!


「こうなったらかかれ!」


 上からどんどん忍者が降ってくる。俺は忍者刀でバタバタとなぎ倒す。


「何でこっち三人なのに相手は数十人いるんだよ!」


 俺は突っ込みながら忍者刀を振り回して敵を一掃する。




 そのまま階段を駆け上がる。そこで上司が待っていた。


「来たか隼人くん既に罠は解除してある」


「ここからは敵の本丸です三人でやりますよ!」


 三人で横並びとなり、扉を開けて飛び込む。その時「うえっ」と言う弱い声が聞こえた。


 見ると甲三郎先生が倒れていた。


「だ、大丈夫ですか?」

「問題ない少し転んだだけだ」


 いや大問題じゃん!


「それより先に逝け。後で合流する」


「え?でも」


「行けィ!」




「は、はいぃ!」


 俺と忍は走って行く。


 二人で目の前の敵をバッタバッタと斬り倒していく。


 しかしすべてを斬るには至らない。それどころか後ろに回り込まれてしまった。


「いくら何でもうしろの攻撃までは防げまい」


「さぁ食らえ隼人よ!」


 くっもう終わりか!総絶望した時に救世主が現れる。


「おりゃあ!!!」


 この野太い声は甲三郎先生?怪我していたんじゃ……


「上忍がこの程度の攻撃でへばる訳なかろう。敵を騙すにはまず味方からよ!」


 流石甲三郎先生!師匠と呼ばせてくださいっス!。




 しかし前に大将が立ち塞がる。


「ハハハ!この僕を相手に勝てるかな?」


 刀を構えている。あぁ愚太郎かコイツ体力だけはあって厄介なんだよなぁ……頭はダメだけど。ん?愚太郎が総大将?って事は正面突破しなくても良いんじゃないか?


 俺は窓の外を指さす。


「あっUFO!」


「え?どこどこ?」


 愚太郎が窓の外を見たところで後ろから思いっきり斬り倒した。


「ギャース!」


「ふん正義は勝つんだ」


 そのまま舞香の手を掴んで走って行く。


「え?」


「はいはい行くぞ!」




「あ、あの……」


「心配するな!俺が守ってやる!」


 ついに言ってしまった。顔がぽうっと紅くなる。


「私敵だよ?さっきのは嘘」


「え?」


 そう言えば先生も忍も別に人質がいるとは言ってなかった……


 俺は斬られた。でも舞香にとどめを刺されて幸せだ~。


 俺は悶絶した。

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