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多分このラブコメは根本的におかしいのかもしれない  作者: UMA未確認党
第4章 カオス野球

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第51話 ヒャッハーな昇降口

 羅王中学との野球対決も終わり、普通の学園生活に戻ると思っていた。それなのに……


「ヒャッハー!汚物は消毒だァ!」


「並べぇ!」


 昇降口の前でモヒカンを付けた男たちが叫んでいる。20XX年の世紀末か!

 前にいた生徒が言う。


「おい、並ばねぇと酷い目に遭うぞ」


「えぇ……確かに危ない気がするけど。何で世紀末状態なんだよ」


「知るかいつもそうなんだよ」


 ある奴が抜けて昇降口を通ろうとする。しかし……


「ヒャッハー!ここは通さねぇぜ!」


「きちんと並べぇ!」


「ひぃっ!」


 流石世紀末。規律を破るものは秘孔を突かれてしまうのか……


 そんな重苦しい空気を払うように一団が現れた。あの髪は天秤院会長だ。


「おっ天秤院会長と蓮季だ。後は」


「と?他に誰かいるのか」


「御三家だ~!そのうち二人も!」


 御三家?!嫌な予感がするな。あの会長も蓮季も変人だったのにそこに並ぶやつとかヤバい奴でしかないだろ。


「御三家って何?」


「知らないのか。この学園の生徒会役員共だよ」


 もうその字を使ってる時点でまともじゃ無いじゃん!


 一人目は学生帽をかぶって制服を着ている番長みたいな女子。


「オッス!アタシは月読秋華っス!」


 二人目はふわふわした感じがする女子だった。言葉もお嬢様風である。


「私は不破凛李ですわ~」


 癖は強めだけどまだ初見の印象では普通のキャラっぽいな。


「何の騒ぎだ」


 会長が一言そう言うだけで場が締まる。


 モヒカンの男が近づいて言う。これは喧嘩になるぞ!


「ヒャッハー!おはようございます会長!」


「ヒャッハー!」


 日本語話せるのかよ!ってか何者だ。


「保健委員の茂比勘太郎よ。相変わらず消毒運動か?」


「夏場は雑菌がうようよする時期ですからねぇ!」


 いやコイツこの格好で保健委員会かい!何でこんな世紀末みたいな恰好をしてるんだよ。


「あのなんでこんな世紀末みたいな恰好を……」


 すると凛李が答える。


「世紀末ではなくて聖飢魔Ⅱですわ」


「え?そうなの?」


 俺が納得していると「ほわちゃぁ!」と秋華が俺にドロップキックしてくる。


「うわ!何すんだ!」


「『そこは聖飢魔Ⅱの格好じゃ白塗りだろーが!』って言うところっス!」


 なにそれぇ……


「三河隼人。君はツッコミ役だと聞いてアタシはずっと見ていたっス。授業から野球回から君のお風呂まで……『ってそれはお前変態だな!』っていうところっス!」


 そうしてまた蹴りを入れてくる。何だコイツ治安悪いな!


「でもツッコミが甘い!それでこの学園で生き残れると思って居るっスか!」


 いやここが特殊なだけで普通学園で生き残るのにツッコミ力は要らねぇんだよ!

「普通そう言うの要りませんよねそこのお嬢さん」


 助けを求めて凛李に尋ねてみる。


「そうですわね~。蹴りはいけませんわね」


「そう、そうでしょ?!」


「せめてお尻の穴から指を入れて奥の歯をガタガタお言いにならせるとか」


 ヤベェこの人ゆるふわお嬢様じゃなくてコンプライアンスゆるゆるお嬢様だったわ!


 生徒会メンバーもマトモな訳がなかった。

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