表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多分このラブコメは根本的におかしいのかもしれない  作者: UMA未確認党
第4章 カオス野球

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
44/58

第44話 カオス野球①

「と言う訳で試合の審判はこの万物季毬が務めさせていただくゾ。こちらはゲストの天秤院会長だゾ。後実況解説ヤジ暴言担当の人もいるゾ」


 ヤジ担当って何だよ!とっとと追放しちまえそんなん。


「ハァハァ……あそこにいる十人兄弟の間で観戦したい……」


 アンタは警察に捕まれ会長!




 一番バッターは吾愛だった。


「最速ホームランで終わらせて見せます」


 ピッチャーはやたらと強そうな色黒の女子だった。




「フン!アンタのお望み通りすぐに三振にして涙目敗走させてやるよ!」


 ピッチャーは豪快なストレートを投げた。


「はあっ!」


 吾愛のバットが空を切る。キャッチャーが衝撃で少し吹き飛ぶ。


「クソっ。最短ルートはできませんでしたか」


「そうでもないさ。アタシのボールで墓地送りにならなかったのはアンタが初めてだよ」


 お前今までどんな危険球投げて試合してたん?


 だがバットのスイングを見て気づいたことがある。ミートする前に少し早く振りすぎている。最速のなせる業だがこれでは打てない。


「二投目だ。これ受けて死ね!」


「何を言いますか万物は最速に帰結する!」


「「うおおおおお!!!!!」」


 二人の叫び声がこだまする。一つだけ言っておくがこれは一回の表の最初の打席だから興奮し過ぎである。


 結果ボールはと言うとミートし飛んだ。


「掴め!」


 ボールは内野に落ち捕球されるが、もはやその時には一塁上に吾愛がいた。


「一塁にしか進めませんでしたか。何とも一二塁を経由しなければならないのがめんどくさい」


「は、速すぎる。今の一瞬でもう塁上にいるなんて……」


 よしまずは一塁だ。次は二番打者の愚太郎だ。相変わらずバットをぶんぶん振っている。


「よ~し!掛かってこい!」


「このチビは吹き飛ばしてやるよ!」


 またボールが投げられ今度は一気に打ち上げる。すぐ下に待機していたが、ここで僥倖ボールを取り落した。


「よし愚太郎!そのまま走れ!」


「させるか!一塁に投げな!」


 2人の声が重なり……


「え?何か用?」


 愚太郎は途中で振り返った。だからお前じゃねぇって言ってんだろ!速く走れ!


 俺の声も空しくその隙にアウトになった。何やってんだこのバカは……


 その次三番の俺と四番の琴音は三振したので回はあちらのチームに移った。


 女子が四番とか良いのかと思うが、実際あの中で打撃力を含めて一番力が強いの彼女だし仕方ない。


「いけないいけない。つい力み過ぎて指で金属バットを捻り潰しそうになっちゃった。これメジャーリーグでも使う者らしいけど」


 言った通りだろ?もうこの金髪のギャルモンスターは四番に置いておいて相手を威嚇しておこう。そもそも彼女はボールを握ってそのまま破裂させないかすら心配なんだが。


 ちなみに三番の俺には全く良い所が無かった。仮にも主人公なのにここでは署って大丈夫なのかと言う人が居るかもしれない。でも安心して欲しい。だって他のメンバーの打席の方が濃いわけだし……


 まぁ俺はそんなことを言っていられない。俺はサードの守備に就いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ