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多分このラブコメは根本的におかしいのかもしれない  作者: UMA未確認党
第3章 カオス!生徒会

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41/60

第41話 喧嘩するほど仲がいい

 俺は有頂天で愛奈に話しかける。


「妹よ。貴様も時には役に立つな」


「何さいつも頼りっきりの癖に」


「頼りっきりとは何だ。俺の黒歴史暴露した癖に」


「へ~あれ黒歴史だったんだ。昔の映像欲しいって言うなら見せただけなのに」


「黒歴史に決まってんだろ!てか見せただけ?じゃあ保存はしてないということかね」


「そりゃそうでしょ。流石に謎の映像を渡したりしないって。これでも友達200人いるし」


 友達いすぎだろ!って言うことは今更分かっていることなので置いておく。


 コイツ友達多いからガチで毎週末誰かしら家あげてたんだよな。それで誰も忘れないって言うんだからコイツの将来が怖い。人脈か何かで総理大臣にでもなるつもりなのか?




 でも映像が無いことはありがたい。じゃないと愚太郎のような人の口には戸が立てられないような奴が全世界に公開しそうだから。


 じゃあどっかで舞香と会ってんじゃねぇか!いつ?いつどこで?


「いつって兄貴が生徒会室に行ってる間。忘れ物を取りに言ったらそこで愚太郎先輩とコング先輩にも会った」


 あの時かァ!俺がセクハラされたた間にそっちはぬくぬくとしやがって!




「それよりももうそろそろ行こう?後は家で話せるでしょ」


「そうだな。ファラリスの牡牛を用意して待っているよグヘヘ」


 最後に俺はグヘヘと言って別れた。




 舞香と俺が並んで歩く。


「いい妹さんだね」


「どこが?昔から俺の何倍も要領が良いだけで生きてきた奴だよ。上っ面だけでどうしようもない」


「そんなこと無いと思うよ。私たちが褒めたら嬉しそうな顔してたもん。きっと大好きだと思う」


「だ、大好き?俺には心に決めた人が」


「ライクの話だよ?」


「あ、そっかごめんごめん!」


 顔が真っ赤になる。まさかこんな間違いをして黒歴史を製造してしまうなんて。


 しかもそれを愚太郎の前でなんて……


「え?何々?ライクじゃない好きって何?まさか隼人は舞香の事……」


「知るかぼけぇ!」


「ギャース!」


 俺は愚太郎に綺麗な一本背負いをして見せた。


「やっぱ強いね!隙だらけかと思ったよ」


 すきはすきでも好きじゃなくて隙かい!そしてラブコメで隙を見せるって何だよ!いやワンチャンこの作風じゃ成立するのか?やだよ普通に柔道十二段とか出してきそうじゃんここ。


「隼人くんどうかした?」


「お、おう!何でもないよ。それより今日の授業は何だっけ」


「数学、世界史、体育、現文、英語、古文だよ」


「うっわ。体育の後に現文かよ。その上一時間目から数学だと気分へこむよ」


「そうかもね。でもあの先生も時々『エウレカ!』って叫んでうるさいだけで、それ以外は分かりやすくやってくれるから嬉しいよ」


「そうだなぁ……あ、今日から習熟度別のクラス分けか。どうだろまた積分寺先生のクラスか?」


「私は一番上の自信あるよ。一番上手いから積分寺先生クラスかもね」


「俺もだな」


 そうそうそのためにわざわざ猛勉強して上のクラスに行けるようにしたんだ。絶対に同じクラスになってやる。そしてまた同じ教室でぬくぬくいい空気を吸ってやるんだ!




 俺は力強く足を踏み出した。

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