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多分このラブコメは根本的におかしいのかもしれない  作者: UMA未確認党
第3章 カオス!生徒会

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第31話 登校RTA

 俺は一人で学校に向かっていた。


 まさか……あんなことで急に呼ばれるなんて。


 あれは早朝俺がベッドでグース―ピーと寝ているときのこと。急に殺気を感じて跳び起きた。


 グサッ。軽い音がして引っ越し記念に買い替えた新しいマットレスに矢が刺さっていた。


 なにやつ!と返す間もなくそこに何か結び付けられているのを見る。


「矢文?!今の時代にか」


 こんな時代遅れなことをやって来る人なんて一人しかいない。


『やぁやぁ隼人殿。おはよう』


 百賀甲三郎先生!手紙には続きがある。


『突然じゃが今朝7時半から学級委員での集まりがあるのを失念しておった。特別に持っていくものは無いから来てくれるかの?』


「は?今から……」


 枕元に置いてある時計を見てみる。その時間は6時半……


「やべぇ遅刻だ!」


 思いっきり飛び上がってしまう。すぐに制服を引っぺがして羽織って下に降りていく。


 飯が出来ていたのでそれにがっつく。それを見て母に心配されてしまう。


「あらあらそんなに急いで。早く出る用事でもあるの?」


「知るか!ウチの担任からのお呼び出しだよ!」


 歯を磨いて寝癖を直してトイレに行って、扉を開けて出た所でもう一本矢文が刺さっていた。しかも新しいタイルの上に!


 拾って読んでみると。


『あっ何でワシがお主の住所を知っているかについては。ワシが忍者だからとしか言えぬ』


 怖すぎるだろ!




 それは良いとして信号の前に来た時見知った顔を見つけた。


「フーフーフー」


 あれは吾愛だったっけ。この時間に登校してるんだ……


「おはようございます。隼人くん」


「おはよう。早いね」


「当たり前でしょう。私は効率を重視しているのですからいつも最短距離と時間で行動しています」


 これはこれは随分すごい人だったわ。


 そんなことを思っていると信号が黄色になった。


「そうだ。このかばんを持っていてくれませんか?こっちの方が軽くなって楽です」


「え?」


 そのまま押し付けられて吾愛が走り出す。


「ちょ、ちょっと待ってくれ!」


 長く追っていると彼は公園を通り過ぎ、そこを曲がって行く。


「こっちの方が近いです」


 あ、そうなんだ!やっぱ地元に長くいるとこういうこともすぐ分かるんだな。


 そのまま公園の中を突っ切り別の方角から出ていった。すると今度はビルの間に着く。


「ここを抜けるのが効率的です」


 そのまま室外機を飛び越え、壁をよじ登って行った。

 いや忍者かよ!


「こうすれば効率的ですね」


 それを平然と登っていく。やっぱ変なのしかいないじゃねぇか!




 その後水路を飛び越え、塀を登り結果で気に学校の前に着いた。

 吾愛は片手に仕込んでいたストップウォッチを見る。


「10分30秒。自己ベスト更新ですね」


「なんじゃそりゃあ!」


「何って時間を測ってるんですよ。それで効率のいい登校を」


「一体何のために」


「そんなの……ギリギリまで家で寝るために決まってるじゃないですか」


 吾愛はふわぁとあくびをした。


「全てを効率的に終わらせて後は全部寝る。それがこの私阿亜々吾愛ですよ。荷物持って頂いてありがとうございます」


 コイツキビキビ動く早起きなのかと思ったらめちゃくちゃだらけるタイプじゃん!

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