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第6話 災いのはじまり

《俺の迷宮》

ついに“呪物所持者マレディクシオン”を捕縛した。

俺たちは、蒼色アルトの瞬間転移で俺の迷宮に戻り、コマゾーを尋問していたのであった。


【状況】

     姉貴(俺の玉座)

      ☆

階―――――――――――――

段―――――――――――――

     檮兀  饕餮

 黒色〇  〇  〇

     

     俺❊ ☆妹

 紫色〇  ●  〇蒼色

     コマゾー

 

 朱色〇  〇  〇黄色

     白銀色


「お前が“呪物所持者マレディクシオン”であることは知ってるぞ。」

「さっきから、何を言っているのだにゃ。」


「正直に言え。」

「だから、何をだにゃ。」


なかなか強情な奴だ。


俺の後ろ(俺の玉座)に座る“女王様”が殺気を放っている。

コマゾーよ。姉貴サラウィルがぶち切れる前に白状した方が、きっと幸せだぞ。


「仕方ないな・・・こんなことは、本当はしたくないのだが。」

俺は、何重にも厳重に重ねてある丈夫な袋の中に左手を入れた。


「何をする気にゃ。」

コマゾーは、固唾を呑んでそれを見る。


俺は、究極の拷問具を取り出した。

「ふっふっふっ。 お前はこれに耐えることができるかな?」


キランっと目を輝かす俺。


「や・・やめるにゃ。それはダメにゃ。」

俺が左手に持った拷問具を見るや畏怖するコマゾー。


そして俺は、右手にオリハルコンで作られた包丁を握ると、それを振りかぶった。


「ま、待つにゃ。それだけは勘弁にゃ。」

懇願するコマゾー。


「素直に白状しないお前が悪いのさ。」

俺は右手の包丁を振り下ろした。


「んにゃ~~~~~!!!」


トントントントンッ。


トントントントントントントンッ。


俺は、強烈な匂いを放つニンニクを切り刻んでやった。

その匂いにあてられて、涙目で身をよじるコマゾー。


ふっふっふっ。

ケットシーも猫と同じで、ニンニクを刻む匂いがダメなことは知っていたのさ。

だって俺、猫好きだもん。


はい、テンプレ~。


俺の横でキラリンが白けた目を向けてくる。

後ろで姉貴サラウィルの殺気が増したような気がするのは・・・気のせいと思いたい。


あれ? なぜか檮兀トウゴツが後退りしてるようだぞ??

もしかして、あいつの弱点もニンニクか??


その檮兀トウゴツの様子を見た朱色シュウナの目が光った。

なんか・・・檮兀トウゴツには悪いことしたかなw


「無理にゃ。勘弁にゃ。降参にゃ。」

そして、思いのほか、コマゾーには効果があったようである。


「では、素直に白状するな?」

「するにゃ。だから、それを早く下げるにゃ。」


俺はニンニクを切り刻む手を止めた。


その瞬間。

朱色シュウナが待ってました!とばかりに電光石火の動きで刻みニンニクを奪い取る。


そして、言うまでもなく、本日2回目の“宿敵バトル”は始まった・・・。


もの凄い勢いで退室していった檮兀トウゴツを追いかける朱色シュウナ

また俺の迷宮のどこかがボロボロになるのだろう。

(第3話参照)


「さて。それでは、お前が隠し持っている“呪物”を出してもらおうか。」

「そんなものは持ってないにゃ。」


やばい、姉貴サラウィルが立ち上がった気配を感じる。


「お、お前、早く出せって! お前の身のためだ!」

「持ってないものは持ってないにゃ。」


ドッゴォーーーーーーンッ!!!


俺の迷宮の迷宮主の間の天井には、大きな穴が開いた。


あぁ。

空が見えるな。

今日も良い天気だ・・・。


姉貴サラウィルが玉座の前にある階段を下りようとする。


「ちょっ!ちょっと待て姉貴!」

俺は慌てて姉貴が階段を下りようとするのを制した。


そして、黄色キングストンを見る。


俺の視線を感じた黄色キングストンは答えた。

「この者は、虚言を発してはおりませぬ。どうやら、まことを答えておりまする。」


「そ、そうか! 姉貴、聞いたか? 黄色キングストンのことは知ってるだろ?」


ちっ、と舌打ちをして姉貴サラウィルは玉座に座りなおした。


黄色キングストンは“きようさ重視”で作ったオリハルコンゴーレムである。

その核の影響かは不明だが、黄色キングストンには魔力がない。


その代わりに特殊な能力を所持している。


念力アンプサイだ。


その特殊な能力は、相手の心を読むこともできる。

だから、黄色キングストンの前で嘘をつくことはできないのだ。


俺はコマゾーを見て、再度質問した。

「お前、本当に“呪物所持者マレディクシオン”じゃないのか?」

「だから違うっ言ってるにゃ。」


黄色キングストンを見て確認する。

黄色キングストンは、コマゾーの言を肯定して頷いた。


「まじか!? じゃあ、なんでお前はそんな強力な力を持っているんだ??」

「ここにいるバケモノみたいな強さの奴らに比べたら、強力とは言えないにゃ。」


コマゾーが蒼色アルトを見る。

「特にそいつの魔力はスゴイモノを感じるにゃ。出来れば弟子に志願したいくらいだにゃ。」


俺はポリポリと頭を掻いた。

どうやらこいつは、努力でその力を身に着けているらしい。


その時。


天井に姉貴サラウィルがぶち開けた穴から見える空が変化した。


黒く澱んでいる。


そして、俺の迷宮が大きく揺れた。

朱色シュウナ檮兀トウゴツの宿命バトルの影響だとしても、こんなに揺れることはあり得ない。


「なんだ??」

不気味な色をした空とこの異常な揺れは只事じゃない。


すると、迷宮主の間に緑色ミジェルが駆け込んできた。

「大変デす!外の街が破壊されているようデす!」


「なにっ!? なぜだ??」

「不明デす!七色ゴランが街の住民を助けに行きました!」


迷宮の外で、何かが起こっているようだ。


蒼色アルトっ!朱色シュウナ檮兀トウゴツを探してきてくれっ!」

「かしこまりました。」


黒色ドルトンっ!俺たち全員を外に移動できるかっ!?」

「可能でしょう。」


「ちょっと待つにゃ。我もついていくにゃ。」

コマゾーが俺にしがみついた。


「頼む黒色ドルトンっ!」

黒色ドルトンは全員を集めると、俺の迷宮の外に瞬間移動した。


そこに広がっていたのは、街中が闇の炎に包まれた惨劇である。

誰も気づかぬ山奥の秘境にある小説を読んで下さいまして、誠にありがとうございます。

更新頻度はまちまちですが、続けて投稿していきます。

宜しければ、ブックマークと広告下↓の【☆☆☆☆☆】にポイントを入れて頂けたら感謝です!

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