第9話 リアルを知って
登場人物紹介
真弓 主人公。私立桜ヶ丘高校三年の弓道部女子。
影久勇斗 真弓の幼馴染。真弓と同じ弓道部の三年生。
またリスポーンしてしまった……。なんでこんな理不尽を受けなくてはいけないのだ。せめて弓装備じゃなければもう少しうまくやれただろう。
あぁ、リセマラしたい。初期装備弓は駄目だってホント。
そう思って目を空けたら、目の前にPCがあった。
「リアルに……戻った?」
私は寝落ちしていた。窓からは朝日が昇っている。
今何時だ?……七時四十五分……。
私が電車に乗る時間は七時五十八分……。
登校時間は八時半。
いやまず電車に間に合わねぇだろ。
今日はお腹痛いってことにして、パファルコ・ミリトに浸かろう。
いや、今まで浸かってたのだが、どうしても黄色いバンダナの奴が気に食わない。
奴に一泡吹かせるまで、この世界には戻れない。そう思った時にこのリアル。マジぴえん。
その時ふと、脳裏に変なことが浮かんだ。いやもともと変だけど。
「これってもしかして、リセマラできる?(☆▽☆)」
わかってるんだ。私は中毒者。
学校のいい子ちゃんは仮の姿。
影久勇斗にしか見られてないヤバイ一面。
でも、これが私なんだ。
「もう一回はいらせろ!」
パファルコ・ミリトの画面で、思いっきりキーボードに頭をぶつける。何やってんだ私……。
気づいた時、朝の八時になっていた。パファルコ・ミリト時間で。しかも宿です。
「入ったぁーー!戻ったーーカッ!」
歓喜のあまり、喉に痰が詰まってしまった。しかしそれほどうれしかった。
それと同時に、不安があった。リセマラ結果がどうなったのか……どんな武器を手にしているのか……
恐る恐る自分の手を見る。そこにあったのは……
直心Ⅲバンブー
また弓かよーー!勘弁してくれよ!銃にしてくれよ!
でも、初期装備の弓としては悪くない。というかもしかして、私のリセマラ弓しか出ないんじゃね?っていうくらいだ。
しかもこの感じ、弓ならどのレベルでも初期装備あり得そうな雰囲気です。
だって練心から一気に直心Ⅲバンブーだもの。
直心Ⅱとか飛ばしてるもん。
とりあえず私は弓道の型をやってみる。
足踏み、胴造り、打ち起こし、大三、引き分け、会、………離れ、残心……。
よし、なかなかの引き心地だ。リアルまでとはいかないが、しっかり狙えるだろう。
あとは自分の手に馴染ませるのが一番だ。
とりあえず弓手部分を巻き直し、引きやすいように調整する。
ギリ粉は多めに。私あのギリギリって音好きなのよねー。
さて、準備は整った。あ、待った。所持金は……
1000ステロ
悪くないねぇ。これでエネミー狩っていけば、グロックやマグナムも夢じゃない!
私はその気持ちを胸に、戦場へと向かった……。
あれ?でも結局弓じゃん¯\(◉‿◉)/¯
自分なりに、『一人称を極限まで追求したらどうなるか』をテーマにして、真弓に自由に暴れてもらった作品です。
弓道女子×FPS×戦闘×ギャグ×青春の、盛りだくさん詰め合わせとして書いたつもりなので、最後まで楽しんでもらえると嬉しいです。
AI利用について
作品を読んでもらう人がいないため、本文を読んでもらい、感想をもらうだけに留めています。
AIから文章や設定、展開などを取り入れて反映させることは一切していません。
この作品は真弓が突っ走ってるだけです。




