第30話 最終決戦
登場人物紹介
真弓 主人公。私立桜ヶ丘高校三年の弓道部女子。
影久勇斗 真弓の幼馴染。真弓と同じ弓道部の三年生。
影久勇斗、私は幼馴染のこいつのことが好きだった。勇斗が好きなものは何でも知りたかったし、何でもしてあげたかった。
そんなとき、私と一緒にしたいと言ってくれたのがパファルコ・ミリトというFPSだった。
私は、勇斗に褒めてもらいたくて、パファルコ・ミリトにのめり込んだ。廃人になるつもりはなかったが、高校二年の三月に月間ランク一位になるまでに上り詰めた。
勇斗が弓道部に入ると話してくれたから、高校入学時に弓道部に入部もした。私は勇斗と一緒にいれるのが何にも代えがたい幸せだった。告白をしなくても、分かり合えている。そう感じていた。
目の前で、対峙するまでは……。
勇斗と私の間に、砂煙が間を縫って通り過ぎていく。
最初に動いたのは勇斗だった。HKを手にしながら一気に間を詰めてくる。私もそれに応じ、一気に勇斗へ飛び込む。
勇斗が私に引き金を引く瞬間、私は横に瞬間移動し、弓で首元をぶっ叩こうとする。が、HKの銃身で受けられ不発に終わる。
私はそのままEZを勇斗の脇腹めがけて撃ち込もうとするが、それも距離を取られて銃弾が空を切った。
「さっすが勇斗、今月ランク一位の実力者だね」
「褒め言葉として受け取っておくよ」
「ランク一位同士、仲良くしようぜ!」
私は弓を構え下方向に一気に三本打ち込み、それをバネにして勇斗の懐に潜り込む。そして、右にはEZ。左手に弓を構えながら勇斗の逃げ場を無くす。
不意を突かれた勇斗は後方に移動するしかなくなり、照準を合わせられないまま私に銃口を向けた。
勇斗の後方へ、竹弓を軸に回転して回り込み、ヘッドショットを決めようとするも、それも躱される。
「しぶといなぁ!さっさとやられろよ!」
「こっちはこっちで、男としてのプライドがあるからね!」
「女には負けたくないって?時代遅れだね!」
「そこまでいうなら、こっちも本気で行かせてもらうよ」
(やっぱり本気じゃなかったか……わかってたよ)
私はロールしてEZを勇斗に向ける。しかし勇斗もHKを私に向け同時に発射した。
その銃弾は互いにぶつかり合い、勢いを失った。それを見届ける前に、勇斗の懐にもう一度潜り込む。
弓を横薙ぎに払おうとするが、勇斗が飛び上がり私の顔に蹴りを入れる。間髪を入れず、銃身で肩を殴り、すぐ間合いをとって銃口を向けた。
「くっ!ざけんな!」
なんとか身をよじり銃弾を避ける。その回転のまま勇斗の顔へ弓本体を当てに行く。後ろに避ける勇斗に、私は弓を持った手を少し緩めてスライドさせて弓端を持ち、勇斗の顔に一撃を入れる。
「やるじゃないか……」
「元月間ランク一位なもんでね」
「弓使いにここまで追い詰められるとは」
「相当経験値積んだからな」
勇斗がすぐに、HKを私に向けて詰め寄る。超至近距離で撃ち込むつもりらしい。
「その手には乗らない!」
弓を床に打ち付け、砂煙をあげる。一瞬勇斗がひるんだのを見逃さす、砂煙の中から弓で足を薙いだ。
勇斗が一瞬ふらつくのを見て間合いを取り、EZを撃ち込む。それもギリギリのところで避けられる。しかしその勇斗の心臓には、私が放った矢が刺さっていた。
だが、それを見届けた私の心臓にも、勇斗が放ったHKの銃弾が貫かれていた。
そして……私と勇斗は糸が切れたように、力なく地面に倒れ、地面を介して口づけを交わしていた。
自分なりに、『一人称を極限まで追求したらどうなるか』をテーマにして、真弓に自由に暴れてもらった作品です。
弓道女子×FPS×戦闘×ギャグ×青春の、盛りだくさん詰め合わせとして書いたつもりなので、最後まで楽しんでもらえると嬉しいです。
AI利用について
作品を読んでもらう人がいないため、本文を読んでもらい、感想をもらうだけに留めています。
AIから文章や設定、展開などを取り入れて反映させることは一切していません。
この作品は真弓が突っ走ってるだけです。




