第22話 弓は空振り
登場人物紹介
真弓 主人公。私立桜ヶ丘高校三年の弓道部女子。
影久勇斗 真弓の幼馴染。真弓と同じ弓道部の三年生。
それから私は、野宿をしながら弓の練習に励んだ。
なぜ野宿かだって?金がねぇからに決まってんだろ。言わせんなよ笑
飯は、優しいハゲ……もとい武器屋のおやじが粥みてぇな飯を持ってきてくれた。もっとちゃんとしたもの持ってこいや。とは言えない。無一文の私にくれるだけましだと思い直した。
大体五日くらいだろうか。そうこうしている間に、私は技を習得した。地面にどれほどのネギが刺さったであろうか。
それでも私は、小山作(四枚打)に対して確かな手応えを感じていた。今まで使ってきた弓とは違う、竹弓独特の粘りというか、柔らかさというのを肌で感じた。
「じゃあな、おやじ。世話になった」
「もう来んなクソアマ。ただ飯食らいやがって」
「愛情表現として受け取っておくよ」
私はだいぶ世話になった武器屋を後にして、戦闘可能域へと向かう。
「どうせまた狙ってくるんだろ?」
私はグレードアップした弓を手に持ち、戦闘態勢へと移る。すぐにローリングできるようにもしている。そして私は叫んだ。
「さぁ、出てこいや!勇斗!」
そう、黄色バンダナは影久勇斗。幼馴染だ。ヤツが私を何回も殺していった張本人。恋愛感情など、今は……(まだちょっとあるけど)ない!断じてないっ!
戦闘可能域へと一歩踏み出した瞬間――
「パァァン!」
自分で言ってみた。そしてすぐさまローリングして、索敵を行う。奴らはどこにいる……。
……あれ?……いない?
確かに銃声は自分の声で再現しましたけども、襲ってこないのは逆におかしくない?セロリーじゃなくてセオリー無視ですか?
「なんなんだよ、期待させやがって。どうせなら襲ってこいや」
なんか違う意味に聞こえてきた。これじゃ私が誘ってるみたいじゃん。恥ずかしくて召されてしまいそうだわ。
結局、勇斗は現れなかった。
弓使いが私だったのがショックなのか?それとも、チームを壊滅させた私の力に恐れをなしたのか?
まぁ、どちらにしても、竹弓練習の成果を披露できなかったことに、私は不満を感じていた。
「竹弓の可能性、見せたかったな……」
そう、私は勇斗に見せたかったのだ。これだけ練習したんだよ?と。
通り過ぎる風に寂しさを纏わせていると、ふと遠巻きに違う色のバンダナが見えた。しかし私に気づいていないのか、そのまま通り過ぎていった。
「そういや、バンダナってキャラクリしてる時にはなかったような……」
そんなことを考えながら、私は次の目的地へと足を進めた。
自分なりに、『一人称を極限まで追求したらどうなるか』をテーマにして、真弓に自由に暴れてもらった作品です。
弓道女子×FPS×戦闘×ギャグ×青春の、盛りだくさん詰め合わせとして書いたつもりなので、最後まで楽しんでもらえると嬉しいです。
AI利用について
作品を読んでもらう人がいないため、本文を読んでもらい、感想をもらうだけに留めています。
AIから文章や設定、展開などを取り入れて反映させることは一切していません。
この作品は真弓が突っ走ってるだけです。




