第16話 現実の
登場人物紹介
真弓 主人公。私立桜ヶ丘高校三年の弓道部女子。
影久勇斗 真弓の幼馴染。真弓と同じ弓道部の三年生。
あのバンダナ野郎……許せん……。またリスポーンしてしまった……。なんでこんな理不尽を受けなくてはいけないのだ。せめて弓装備じゃなければもう少しうまくやれただろう。
リセマラしたい。どうせなら竹弓からスタートしてくれたらいいのに。いや、銃がいいけども。
竹弓のほうがグラスファイバーとかカーボンより、引き心地とか軽さとか、色々恩恵ありそうなのに……持ったときないけど。
そう思って目を空けたら、目の前にPCがあった。
「また、リアルに……戻った?」
私は寝落ちしていた。窓からは朝日が昇っている。
今何時だ?……七時二十分……。
私が電車に乗る時間は七時五十八分……。
登校時間は八時半。
くそ、学校に間に合ってしまうじゃねぇか。
今日はお腹痛いってことにして、パファルコ・ミリトに浸かることもできねぇ。
どうしても黄色いバンダナのヤツが気に食わない。弓に向かってサブマシンガンぶっ放しやがって。
ヤツの仲間を返り討ちにした快感と、身体に弾が貫通していく感覚が残ってる。VRよりリアルな感覚。でもそれがいい!キモチイイ!
しかし、やはりあの黄色バンダナに一泡吹かせるまで世界には戻れない。そう思った時にこのリアル。マジぴえん、超えてぱおん。
その時また、脳裏に変なことが浮かんだ。さも当然のように。
「これってまた、リセマラできる?୧(^ 〰 ^)୨」
この淡い希望をもちながらも、私はリアルを直視しなくてはいけない。
「でも、今日は学校行かないとなぁ」
仕方なく制服に着替え、朝ごはんを食べる。
「あんた、また遅くまでゲームやってたの?ていうかなんで制服着てるの?」
眠気を取り切れない私に、ママンがウザいひと言を言ってくる。あぁ、言わなくていいことを言ってくるのやめてよ¯\_( ͠° ͟ʖ °͠ )_/¯
「うん、ゲームしてた〜。あれ?今日金曜日じゃ無かった?」
「何言ってんの?今日土曜日よ?」
土曜日……あれ?……休み?
パファルコ・ミリト出来んじゃん!!!
私は心のなかで踊りまくった。
早速私は自分の部屋へと向かう。
はやる気持ちを抑え、PCに命を吹き込むとRTX5090の鼓動が聴こえてくる。やはりこの瞬間は、何ともいえない高揚感がある。
そして私はキーボードに手を添えた。
「ふぅ、あれ?」
そこには、いつもと違う触感があった。キーボードが、粉々になっていたのだ。
「え……なんで……?」
記憶を思い起こす……。どうしてこんな事になったのか。
あ、そうだ。そういえば、前回パファルコ・ミリトに入ったとき……。
「頭打ちつけてたじゃん……」
私は、キーボードクラッシャーになってしまった自分の行動に静かに絶望し、新しいキーボードを自費で買いに出かけた。
自分なりに、『一人称を極限まで追求したらどうなるか』をテーマにして、真弓に自由に暴れてもらった作品です。
弓道女子×FPS×戦闘×ギャグ×青春の、盛りだくさん詰め合わせとして書いたつもりなので、最後まで楽しんでもらえると嬉しいです。
AI利用について
作品を読んでもらう人がいないため、本文を読んでもらい、感想をもらうだけに留めています。
AIから文章や設定、展開などを取り入れて反映させることは一切していません。
この作品は真弓が突っ走ってるだけです。




