第14話 弓の力を
登場人物紹介
真弓 主人公。私立桜ヶ丘高校三年の弓道部女子。
影久勇斗 真弓の幼馴染。真弓と同じ弓道部の三年生。
「AK、まずはお前からじゃ……」
私は鵠心を引き絞り、狙いを定める。そして、壁の向こうの地面に向かって矢を放った。
SIGとマグナムがそれにつられて弾を放つ。私は、戸惑っているAKに向かって走り出し、射程圏へ入る。
「もらった!」
その瞬間、AKは力なく地に伏していた。所持品を漁りたい欲望を抑えながら壁を背中につけ、次の獲物へ狙いを定める。
「次はSIG、お前だ……」
私は鋭い眼光をSIGに見定め、動きを追う。
私の動きに怯んだのか、壁から半身出ているのに気づいてない。その油断を突こうと思ったが、少しでも動こうとするとマグナムとAWMがそれを許さない。
「さて、どうしようか……」
なかなか隙を与えてくれない。SIGはおそらく、私の身のこなしでパニックになっていると見受けられる。微妙にプルプル震えているのがわかる。
「よし、動くか。」
私は覚悟を決め、動き出す。弓を壁から少し出し、弓の反射で敵の正確な位置を確認する。
よし、そこまで遠くない。これならやってみる価値はありそうだ。
私は弓の硬さを確かめ、最後の確認をする。
矢をホルダーに戻し、弓の端を両手で掴む。
そして……
その弓を思いっきり壁際の床に叩きつけた。その瞬間砂ぼこりが発生し、一瞬の目眩ましを起こした。
よっしゃ、うまくいった!
そして私はそのまま飛び上がり、棒高跳びの要領でSIGの頭上へと舞い上がる。
「首洗って出直してきな……」
引き絞った矢を放ち、SIGの頭をぶち抜く。
隣にいたマグナムが、すかさず私に向かって銃を向けるが、私は身をかがめ弓を横薙ぎに振り回した。
弓に足を取られたマグナムは、一瞬地に伏せるが、すぐに体勢を立て直す。立ち上がる直前に、頭に向かってもう一度弓でぶん殴る。
その攻撃に、さすがのマグナムも立てないようで、焦点が合ってない。
「まだまだだな……未来で会おう…」
優しく弓を引き、ヘッドショットであの世へ送り出した。
「ふははっ。あとはお前だけだ、黄色バンダナ……」
私はすぐに身を隠し、AWMの餌食にならないようにした。
もしかしたら別の武器に変えているかもしれない。
あ、所持品ゴソゴソしないと……と思ったときには遅かった。何もなかったかのように、倒した奴らは消えていた。
あぁぁぁあ!せっかく倒したのに!
私はその怒りを黄色いバンダナにぶつけると誓った。
自分なりに、『一人称を極限まで追求したらどうなるか』をテーマにして、真弓に自由に暴れてもらった作品です。
弓道女子×FPS×戦闘×ギャグ×青春の、盛りだくさん詰め合わせとして書いたつもりなので、最後まで楽しんでもらえると嬉しいです。
AI利用について
作品を読んでもらう人がいないため、本文を読んでもらい、感想をもらうだけに留めています。
AIから文章や設定、展開などを取り入れて反映させることは一切していません。
この作品は真弓が突っ走ってるだけです。




