第11話 待ち伏せで
登場人物紹介
真弓 主人公。私立桜ヶ丘高校三年の弓道部女子。
影久勇斗 真弓の幼馴染。真弓と同じ弓道部の三年生。
飛ばされた先はウルボの街の宿だった。宿スタートは、安心するよ。マジで。だって、リスポーン即死亡はホント萎えるし。まぁ、結局マナーなんだけどさ。
そそくさと準備を整えた私は、宿から出ようとする。
ガンっ!
出口で弓がつっかかりました。それを、宿のリビングで休んでた奴らに見られた。地味に恥ずかしいから見ないで……。
いつもは当たり判定ないはずなのに、なんでここだけ当たり判定あるんだよっ!
和弓だよ!?長いに決まってんじゃん!当たり判定無しにしてよ!
いや、待てよ。そういえば、この弓が長かったおかげで助かった事もあったな。足引っ掛けてキル出来たし。あれ、長弓の当たり判定あったからだよな?
しゃーない。この判定も役に立つときがあったんだな。でも、構えてる時以外は無しにしてください。マジ恥ずかしいから。
宿から出た私は、辺りを見渡す。この前と同じウルボ街の風景。
あ、私の好きなNPC発見!少しの懐かしさを感じ、和やかに話しかける。
「よっ!元気にしてる?」
「やぁ、こんにちは。ここはウルボっていう静かな街だ。ここでは戦闘行為はやめてくれよ?」
あぁ、ホーム感。コレを待っていた。私はNPCの肩を叩き、街の外へと歩き出した。
豊かな牧草地帯を望みながらも、足早に身を隠す。ここは戦場だ。どこにエネミーが潜んでいるか分からない。まずは自分の身を守らねば……。
そしてここは私の武器と相性がいい。たぶん。
長距離射撃はおそらく、この背丈ほどもある牧草に阻まれてできない。
近距離なら、機動性の高い弓に分がある。
そして何と言っても、この広い牧草地帯を無限のスタミナで走れる!
汚れたくないけど、ローリングも無限にできる!
よし、今日はここで夜まで待ち伏せする。奇襲を仕掛けて金を稼ごう。銃を手に入れるために。
ちなみにリスポーンしたから、金は1000ステロに戻ってる。弓も初期装備の直心Ⅲバンブーだ。うれしいぜ。
リセマラする前どんだけ酷かったんだよ……。だって練心と100ステロだよ。イジメじゃん。
そして私は牧草地帯で、夜中に奇襲を仕掛けるのであった。
翌朝、私を待っていたのは、衝撃的な事実だった。……誰も来なかった。あれ?みんな夜中にやるよね?なんでだれも来ないの?おかしくないか?
無限にあるスタミナなのに疲れた私は、力なく宿に戻っていった。
自分なりに、『一人称を極限まで追求したらどうなるか』をテーマにして、真弓に自由に暴れてもらった作品です。
弓道女子×FPS×戦闘×ギャグ×青春の、盛りだくさん詰め合わせとして書いたつもりなので、最後まで楽しんでもらえると嬉しいです。
AI利用について
作品を読んでもらう人がいないため、本文を読んでもらい、感想をもらうだけに留めています。
AIから文章や設定、展開などを取り入れて反映させることは一切していません。
この作品は真弓が突っ走ってるだけです。




