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ガラクタの城

朝か。曇りの空越しの弱々しい人工照明で、目を覚ます。外で寝るものじゃないな。体が痛い。マイク「おーーーい!あ!そんなところにいたのか!」静寂の朝に、マイクの声が響く。そして駆け寄ってくる。ジン「...こんな朝っぱらから。どうしたのだ。」マイク「俺らの拠点、また水漏れしてるんだが!どうなってんだよ!」ゼロ「一昨日修理したばっかだろ。」ジン「昨日砲撃で壊れたがな。」マイク「そっか、そういえばそうだったな!」ゼロ「いい機会だし、そろそろ本格的に拠点を作ることにしよう。僕たち、他の人を助けるのに必死で、自分のことは二の次だったしね。」マイク「よっしゃ!ついに拠点作んのか!これであのクソみたいな出来の拠点からオサラバだぜ!なにからする?何でも任せてくれ!」ゼロ「落ち着いて、マイク。もう設計と材料集めは済んでるから、あとは作るだけだ。」ジン「力仕事は任せろ。」マイク「俺も負けてねぇぜ!」僕が指示を出し、ジンが材料を切り、マイクが運ぶ。現場の状況に合わせ、何度も何度も設計を修正していく。その度に何度も作り直したが、何時間もアーク溶接の光とハンマーの音が響いたが、誰1人弱音を吐かなかった。互いの足りない部分を自然と補い合うコンビネーション。言葉を交わさなくても、次に何をすべきかを理解していた。...ついに、拠点を作ることができた。そうして作り上げた拠点は、ただ雨風を凌ぐ場所じゃない。三人にとっての、帰る場所になっていた。この工事では、建物全体を新たに作り替えた。いままでの風が吹いたら倒れそうな壁は、工場、車両、コンテナ、どこから剥がしてきたすらもわからない錆びた鉄板が、無数のボルトでつぎはぎに固定されている。色も厚さもバラバラだ。それでも、以前のコンクリートよりは頑丈になった。マイク「芸術だな!」ゼロ「芸術じゃなくて、防弾の壁だ。ライフルくらいしか防げないけどね。」入り口にはハッチがある。中心に取り付けられたバルブを回し、重々しい音を立てながらドアが開く。2階には仮設置された小型のリコイルスターター式ディーゼルジェネレーターが1つある。たった一つでも、見つけるのには何ヶ月もかかった。地下に入る。広さは前とあまり変わっていない。しかし、前とは違う。壁には、外と同じような様子の壁や、追加の支柱が作られ、崩落の対策が行われた。乱雑に敷かれていたケーブルは、ラックに集められた。キャスターが壊れていたり、ユニットが欠けていたりしている。光源はLEDへと変えられた。ジェネレーターに片足を乗せて、両手でスターターロープを握る。勢いよく引っ張る。「ボッ.....」動かない。二度目。「ゴッ.....ゴゴゴゴゴッ!」黒煙を吐きながらエンジンが目を覚ます。よかった。壊れていなかった。地下に灯りが差し込み、ラックに差し込まれたユニットのパワーランプが一斉につく。まるで、基地全体が鼓動を始めたようだった。ジン「...誰か来た。」マイク「客か?出迎えてやんねえとな!」ゼロ「...そうだといいんだけどね。」

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