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りくの詩  作者: 山田りく


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7/16

りく寓話一夜目【キツネとレモン】


キツネが今日もご機嫌に歩いてた。


いい匂いに釣られて上を見ると、

果実がたわわに実っているではないか


しかし、キツネは

「あの木、葉っぱの形は酸っぱい実だな」


冷静に判断して、キツネは通り過ぎる

暫く歩き、呟く

「どれぐらいすっぱいのかな?」


キツネは振り返り猛ダッシュ!

そして、ジャンプ!


あー!しかし、微妙に高さが足りない!

惜しい、惜しすぎる!


キツネは、何度も挑戦するが、果実には届かなかった


次の日、

脚立を持ったキツネが現れる。

脳内には、軽快なBGMが流れている。


「仮説を構築し、実験によって検証を重ね、普遍的な理論へと昇華させる。……それこそが、我々が『科学』と呼ぶ知的探求の本質だよ」


キツネはそう言って、脚立に登り果実を手に入れた。


そして、脚立から降り

おもむろに口いっぱいに果実を頬張る。


「うげ!めちゃくちゃ酸っぱい。すこし苦味もある」


そう言ったキツネの口元には笑みが浮かび

誇らしげな顔をしているのであった

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