40/54
りく寓話第十夜【北風と太陽】
ある日、北風と太陽が雑談してると旅人が通りかがりました。
北風が、ちょっとあの旅人の服を脱がしたら勝ちという勝負しない?
「受けようぞ!貴様のその鼻っ柱をへし折ってくれようぞ!」
「「いざ!尋常に勝負」」
北風のターン
「急に風が強くなったな寒い!」
「ミス、ダメージを与えられない」
太陽のターン
「お肌焼けてシミになっちゃう!」
「ミス、ダメージを与えられない」
「「引き分けだな」」
お互いに痛み分けで試合は終わるように見えたその時
???「私も参戦しよう」
「なにやつ!」
北風が振り返りるとそこには
月がいました。
「私が脱がせます」
北風も太陽も大笑いして、貴様ごときに何ができる!と嘲笑しました。
月は、特に気にせずに
「では…」
と、ニヒルな笑みを浮かべました。
旅人「いつの間にか夜になったぞ、そろそろ寝るか……」
旅人は、上着を抜いで毛布代わりにして寝始めました。
月「どやぁ!」
北風「参りました」
太陽「参りました」




