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りくの詩  作者: 山田りく


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りく寓話第八夜【竹取物語】

昔、昔、竹取の翁というものありけり

野山に混じりて 竹を取りつつ

よろづのことに使いけり


名前を讃岐さんと言いました。


ある日、讃岐さんが竹林で根元光る竹を見つけます。

綺麗だなと眺めておりました。


そして、日が傾き夜が訪れようとしているのに

お爺さんが帰ってこない!と、心配になり

お婆さんが竹林へ探しに来ました。


「爺さんや、どうしたんだい?」

「おや、婆さん。これを見てご覧」

「まあ、綺麗」

二人は肩を寄せ合い、二人で光を眺めます。

こんな穏やかな気持ちになったのは、

何十年ぶりなんだろう……

そんな無言の会話が聞こえてくるような

虫の声のみが聞こえる静かな夜でした。


朝の鳥が夜明けを知らせ、

ゆっくりと太陽が昇り夜が明けていくと同時に

光もゆっくり消えていきました。


おじいさんが透き通るような声で短歌を詠みました。


竹林で 根元に宿る 星一つ

消えて儚く 袖濡れる朝

冒頭は、うろ覚えなんで勘弁して下さい

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