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りく寓話第四夜『王様の耳は……回鍋肉!』
ある国に立派な王様がいました。
その国は治安がよく、人々も活気に溢れておりました。
しかし、ある日のこと。
王様に呼ばれて一人の床屋が散髪に訪れます。
そこでびっくり、王様の耳はロバの耳だったのです。
散髪屋は、王様に固く口止めをされました。
「このことを誰かに話したら命はないぞ」
散髪屋は約束を守りますが、誰にも言えずに心を病んでいきそうになります。
限界を迎えた散髪屋は、冷蔵庫に向かって叫ぶことを思いつきます。
冷蔵庫をあけ、
「王様の耳は!」
と叫んだときに、キャベツが見えました。
さらには、豚バラがありました。
「回鍋肉にしよう!」
散髪屋は、中華鍋をふるい回鍋肉を作り上げました。
「うまい!」
やがて、その冷蔵庫をあけると
「王様の耳は……回鍋肉!」
と叫ぶようになりましたとさ




