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りくの詩  作者: 山田りく


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10/16

りく寓話二夜目【アリとキリギリス】


アリは毎日、チャートとにらめっこをして日々ボラと戦っていた。


キリギリスは、なんとなく上がりそうなコインに全財産を注ぎ込み、あとは歌を歌って過ごしていた。


冬がくる


アリは、チャートを見ながら、

よし!今が売り時だ!と、マウスに手を掛けた瞬間


トントントン


アリの手がとまる


トントントン!

「アリさん!アリさん!」


アリは仕方なく、ドアを開ける


そこにいたのは、キリギリス


「アリさん、コインが大暴落して資産が溶けたんです。冬の間、ご厄介になれませんか?」


アリは考えた……


そのとき!


ビービービービービー


けたたましく、アラートが鳴り響く


アリが振り返ると


先ほど売ろうとしていたコインが大暴落しているではないか!


アリは売り時を逃したショックにキリギリスにこう言った


『踊れ』


キリギリスは踊った

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