悪循環からの脱出
最近の世界は様々なことにおいて悪循環を起こしていると吾輩は考える。
例えば給与、あれなんかは完全に悪循環に陥っている。
良い製品に価値があるのではなく、安い製品に価値が偏ってしまうとどうしてもその製品を生産する工程において余裕が失われてしまうだろう。
作れば作るほどもうけが出る時代こそ本来人間が目指すべき場所である。
努力に対する結果が減っていくのは望ましくない。
生きていくうえで重要な基盤が揺らいでいると人間はどうしても強く生きることはできない。そもそも生きるために多くの労力を支払っているのにそこからされに夢もないのに努力を重ね続けなければならない。
昔はただ愚直に努力するだけでも大きな成果を得ることができたかもしれない。しかし現代の高度に成長した社会ではどうしても突出した個性のない人は埋もれて行ってしまうのである。
別に突出してなくとも安定した生活さえ手に入ればよいと考える人がいるかもしれないが、それは今後の世界の動きによっては非常に苦しい思いをするのではないかと考える。
現代では苦しい思いをしながらうまく食いつなげている層があるがそれらはじき、こらえきれなくなるだろう。
少子化も進み守るべきものが増え、さらには大人たちが子供世代に残せるものもあまりない。
誰かがその基盤を直さなくてはいけないのである。
しかしその基盤を直せるほど力を持ったものはこの現代に存在はしないのであろう。
歴史の教科書を読んでいるとわかることがある。
それは人間の悪循環脱出方法である。
それがわかるというのになぜ現代の人々は悪循環を脱出しようとしないのか、それはその悪循環脱出方法が破壊だからである。
疫病、戦争、政権交代。
そもそも人が減れば人の価値は高くなる。
そもそもトップが変われば停滞ではなく変化が訪れる。
人々はめまぐるしく変化する世界に追いつけるのだ。
だが破壊による悪循環の脱出は被害が多すぎる。
世界中が平和について考えるようになった時代にこれを行うのは酷であろう。
そして何よりもみな自分が切り捨てられるのではないかとおびえることだろう。
世界は変わらなければならない時を迎えていると吾輩は思う。
地盤を大きく掘り起こすような、破壊的な変化をしてはならない。
しかし世界は待ってはくれない。
いずれ、たまりにたまった負のエネルギーが爆発することだろう。
大きな破壊をもたらす負のエネルギーを爆発させてはいけない。
それの爆発によって多くのものが犠牲となってしまう。
我々はそれらが爆発しないようにこの悪循環を早く抜け出す必要があるのだ。




