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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第2章
99/130

ダービーのパドック


ダービー当日は予想通りの大雨、馬場は不良馬場の発表。

不良は不良でも超が付くような不良馬場で、泥んこの中を馬が走るような状態。


直前の8Rの古馬の2勝クラスのレース青嵐賞が同じ距離にらなるのだが、勝ったサブストリームの勝ちタイムは2分40秒。通常より15秒ほどもタイムを要した決着であった。


「ダービーと同じ距離の青嵐賞は後ろから来た馬で3着まで独占したな。」


「この結果を見てダービー騎乗予定のジョッキー達はどう考えますかね。」


「俺なら前が潰れると感じて牽制してるうちに逃げ切りを狙うな。」


「祐翠先輩らしいですね。」

白浜が笑いながら答える。


東京9Rも終了していよいよダービーの出走時間が近づくーー。


ダービー出走予定の18頭がパドックを周回中だ。

各ジョッキーは各々のやり方で集中力を上げている。


地方から参戦、コスモアンドリアルの五十嵐は1人で集中力を上げている。

リバティスカーレット騎乗予定の河田はリーディングジョッキーの貫禄か、他者を寄せ付けないようなオーラを出している。


ダート王者エックスジャパン騎乗の出山はサングラスを付けて準備している。


青葉賞着のルナシー騎乗の河村は薔薇に水をあげている。

「大きなレース前の日課です。」


青葉賞勝ちから参戦のグレイの小橋は勝ったら嫁にカニ食べ行こうと話しているらしい。


それにしてもこのレースに騎乗予定のジョッキーは髪型が奇抜な人が多く、しかもディルアングレイ騎乗の西村に至っては何故か血を流している。


そして1番人気の皐月賞馬、フラッシュジャパン騎乗の風切は調教師の一八と作戦会議をしているようだ。


「春馬、凱旋門賞を目指すなら天候や馬場は言い訳できないぞ。」


「もちろん、どんな馬場でも競馬場でも俺の乗るフラッシュジャパンが最強だよ!」


力強く言い放つ春馬に一八調教師はうなづきながら言った。


「よし!任せたぞ春馬!!」


ダービーの入場時間迫る。


とー


まーー


れーーー


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