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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第2章
81/130

フラッシュジャパン


キングジョージでのシーバイードのレースぷりに闘志を熱くした祐翠と春馬。そんな春馬の期待馬のデビューが帰国後すぐの8月2周新潟5R芝1600mに決定した!


「その馬が春馬の期待馬か?なんて名前なの??」


新馬戦の1周前追い切り中にワクワクしている春馬の様子を察した祐一調教師が声をかけた。


「あ、はい!【フラッシュジャパン】って言います。」

「フラッシュジャパン…矢沢の曲みたいだな。」

「…矢沢…?」

「いいんだ、今のは忘れてくれ。それより楽しみにしているよ。サイレンススタートとフラッシュフォワードの子供の対戦の日を。」


日本を代表する名馬になれるようにジャパンと名付けられた本馬の父は、春馬をダービージョッキーにしたフラッシュフォワードの子供だ。


そんなフラッシュジャパンはレースでは2番人気に支持され、良血馬のショウナンバフェを問題とせず1着でゴールした。


全力で走ってないことはレースを見れば一目瞭然で、春馬の期待に見事応えたフラッシュジャパンだが、レース後に暴走。制御することが出来ずに最終的に内ラチまで切れ込み、ゴール後には春馬を振り落として放馬、ウイナーズサークルでの記念撮影が中止となるなど暴れん坊ぶりを発揮した。


これは当分苦労するなと春馬やフラッシュジャパンの関係者は一同に感じたのだった。


事実、10月に行われた2戦目の芙蓉ステークス11月の京王杯2歳ステークスと連続で折り合いを欠いて勝利することが、出来なかった。

特に京王杯2歳ステークスでは終始折り合いを欠いて10着に大敗してしまった。


何とかクラシックまでには…折り合いさえ克服できればこの馬は走る。一八陣営の期待は大敗後も全く揺るがなかったが、少し焦りは感じていた。


逆に祐翠期待のサイレンスストーリーは父親のサイレンススタート同様に丈夫で折り合いにも問題なく、新馬戦以降もいちょうS、東スポ杯と連勝。

3戦3勝で暮れの2歳G1の朝日杯かホープフルSに出走予定だ。


そんな2頭とは別で地方から来た1頭の馬の出現に今後、中央競馬界が驚かされるーーー。



その馬の名前は【コスモアンドリアル】!!!





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