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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第2章
77/130

阪神4R新馬戦


阪神4R新馬戦12頭立て

イギリスのダービー馬と日本とアメリカのオークス馬の両親の超良血馬のサイレンスストーリーは1番人気での出走予定。


1.1倍のダントツ人気で競馬ファンはどんな勝ち方をしてくれるのかを期待している。



「注意しなきゃいけないのは馬よりジョッキーの方かな。」



祐翠は1人のジョッキーに目線を送り呟いた。

その目線の先にいる男は、ここ数年圧倒的な勝率でリーディングトップに君臨している【河田流星】(かわだりゅうせい)だ!


今年で11年目の中堅騎手の河田はデビュー当時は我の強さからあまりオーナー陣の評判も良くなく腕はあるものの乗り馬に恵まれていない騎手と呼ばれていたが、その剛腕から人気薄で穴をあけるレースを続けて、徐々に評価を上げていった。


乗鞍の質が上がってきた後は鞍数を絞って集中するタイプの為、未だにリーディングを取ったことはないが、3年連続で年間勝率1位を獲得している。



「河田さんはこのレースは完全に俺の馬をマークしてくるだろうな。」



河田の馬は3番人気、馬の能力以上に鞍上への期待で人気が上がっていた。

しかしその過剰人気にも応えてきたから今の河田がある。


レースがスタートするとサイレンスストーリーは父を彷彿とさせる好スタートを見せる!


他馬に既に1馬身以上離した逃げ争いすら許さないロケットスタート!しかしスタートは平均の出だった河田騎乗のロードジーニアスを強引に押してサイレンスストーリーの横に付けてきた!



「サイレンススタートは単騎逃げさせたらマズイ馬だったようだからな…その馬はどうかな?」


「いいっすね、真っ向勝負で行きましょうか河田先輩!」



レースは2頭の大逃げの展開となった。

新馬戦とは思えないハイペース!

3番手以降は全くついていけない、もちろん大逃げした2頭にも無謀なラップの可能性がある。


3コーナー途中に早くもロードジーニアスを激しく追い始める河田、やはりオーバーペースだったようだ。

しかしここが河田の凄いところ。


スタミナ切れした馬を剛腕で追い、失速することを許さない。何とかサイレンスストーリーについていく。


そのサイレンスストーリーはどうなのか?

河田がサイレンスストーリーの様子を確認している。



「馬なりやないか!!!」



涼しい顔で走るサイレンスストーリーと福山祐翠。



「もっと食らいついてきて、サイレンスのスタミナが厳しくなった時の様子も確認しておきたかったけど仕方ないな」



最終コーナーを周り終わり直線に入り、わずかに本馬を促した祐翠。サイレンスストーリーは息を入れ直し再加速。

失速することを強引に耐えているロードジーニアスを嘲笑うように一気に着差を広げてそのままゴールした。



勝ちタイムは阪神1800mの3歳以上のレコードタイム1:44.4と同タイムを出して期待通りの勝利をしてみせた!


1着 サイレンスストーリー 福山 R1:44.4

2着 ロードジーニアス   河田 大

以下





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