【アブソルートvsプライドライン】其の2
芝の絶対王者、不死鳥アブソルートとはいえ相手はダート界の最強馬セクレタリアトの再来とまで呼ばれている競走馬なのだ。流石のアブソルートでもこのレースは無謀という意見をするものが大半だった。
このまさかの展開にプライドライン陣営がコメントを残した。
「ダートでアブソルートに勝っても自慢はできないな。これは負けた時の言い訳が欲しかったのかな?」
尚も続くプライドライン陣営の挑発。
答えはレース後に分かると多くを語らないアブソルート陣営。レースは当日を迎えた。
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ブリーダーズカップ・クラシックは、1984年に創設されたアメリカ合衆国競馬の祭典であるブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップで行われる、3歳以上のダート10ハロンのメイン競走である。
過去に日本のダート王者達も挑戦するも好走したことすらない同レース。アメリカの主流レースのダート競争の頂点に立つと言っていいこのレースに初めてダートを走る9歳のアブソルート、大敗してもおかしくないのだ。
プライドラインの主戦騎手のF.ブラがジュニアに声をかけてきた。
「ようジュニア!まさかクラシックでお前と対決することになるとはな。」
「挑発し続けてきてよくゆうぜ!」
「はは、なんのことだ!とりあえず恥ずかしいレースだけはしないでくれよ?」
「そっちこそ。」
レース前からバチバチの両者。
絶対王者のプライド、ダート王者のプライド、両者のプライドに賭けてお互いにとって負けられない闘いが始まろうとしていた。




