凱旋門賞へのステップ
2041年夏、昨年の有力馬たちが立て続けに海外で敗北が続いている。
昨年の年度代表馬のゼンノロイマクレガーはインターナショナルSでアブソルート産駒のフランシスに完敗したことで、秋は国内に専念することが発表された。
秋天→JC→有馬記念の3戦で引退予定だ。
昨年のダービー馬シルバーグレイトは国内では3着以下がないが、昨年の凱旋門賞4着と前走のキングジョージ8着と海外で結果が出ていない。
3歳牝馬のシーザリオンはアメリカオークスを2着に敗戦すると体調を崩して復帰のメドが経っていない。
シルバーグレイトとシーザリオンは祐翠が専属騎手で春先の好調から一点、悪い流れが続いていた。
しかし挑戦することを辞めない祐一厩舎は夏場で放牧中だったサイレンススタートの凱旋門賞挑戦を発表した。
札幌記念で洋芝を経験してフランス遠征するというプランの発表だった。
先週インターナショナルSでフランシスがゼンノロイマクレガーに完勝した直後の発表ということもあり、ここでのレースは勝つのは当然でどういった勝ち方をするかが注目される難しいレースになった。
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札幌記念のインタビュー時の祐翠のコメント。
「サイレンスの次走はエプソムダービー後の調子次第だったけど、目標はもともと凱旋門賞だったので、無事に遠征できるようにいいレースをしたいと思います。」
ーー「日本ダービー後早々に凱旋門賞参戦を発表していたフラッシュフォワードに凱旋門賞でリベンジですね?」
「もちろんです!」
サイレンススタートに勝利してダービー馬になったフラッシュフォワードはレース後すぐに凱旋門賞挑戦の発表をしていた。
同馬は凱旋門賞と同条件の3歳限定レースのニエル賞からの参戦で、これは昨年のシルバーグレイトが踏んだローテーションと同じだった。
凱旋門賞に挑むのは斤量の軽い3歳時がいいのか?
どういった血統の馬が好走しやすいのか?
凱旋門賞の前哨戦はどこがいいのか?
はたまた直行の他がいいのか?
色々な考察がされるものの明確な答えは未だに出ていない。
この時期になると競馬好きたちは自分達の考えを口論することが楽みなものである。
ーー「先輩、サイレンススタートが札幌記念挟んで、凱旋門賞挑戦発表されましたね。」
「ああ、発表あったな。」
ーー「先輩は凱旋門賞挑戦はどういったローテーションがいいと思います?僕は3歳で挑戦して現地で1走したほうがいいと思うんですけど。」
「…そんなもん、馬によるんじゃねぇ?」
ーー「(会話の出来ない人だなぁ…)」
札幌記念は1着が当然と思われているサイレンススタートだが、出走予定のメンツはそんな予想と裏腹に豪華メンバーの出走が予定されていた。
【出走予定馬】
サイレンススタート 3歳牡 福山祐翠
8戦6勝 G1 3勝 朝日杯、ホープフルS、英ダービー
ユキンコ 4歳牝 白浜美波
11戦7勝 牝馬G1を3勝、昨年の札幌記念の勝ち馬
セブンシーズ 5歳牡 悪田豊
21戦6勝 ドバイターフを逃げ切りした勝ち馬
ジャックパペット 4歳牡 藤本裕
10戦6勝 G1勝ちはないものの前走金鯱賞を楽勝し現在5連勝中




