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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第1章
39/130

騎手の夢


ダービーウィークの土曜日

中京メインの葵ステークスに騎乗の白浜美波騎手が3番人気の馬で完勝!


この勝利で今季の新人ジョッキー最速の31勝を達成するとともに重賞3勝目を挙げた。

昨年の福山祐翠から1周遅れての31勝達成だが、歴代2位のスピードでの達成だ。

これでG1に騎手が騎乗できる条件を早くも満たしたことになる。


騎乗技術も新人離れをしており、その上ルックスも超一級の白浜騎手は大人気で、彼女にダービー騎乗の期待をしている競馬ファンも多かった。


アイドルや女優を職業にしてもその世界で天下を取るであろう白浜騎手だが、彼女の夢はダービージョッキーになることだった。


【葵ステークスの勝利ジョッキーインタビュー】

まーやん!

まーやん!おめでとうー!!

白浜騎手はまーやんの愛称で競馬ファンから親しまれている。


「応援ありがとうございます♪今年はダービーには騎乗できなかったけど、来年こそはダービーで騎乗できるように…そしていつかは女性初のダービージョッキーになりたいと思います!これからも応援よろしくお願いします!!」


わー

わーー

わーーー


ーーーーーーーーーーーーーーー


そして日曜日の府中競馬場


ダービー当日、5月下旬と梅雨入り前の時期から雨が降る年も多い中、天気は晴天!

まさにダービー日和となった。


東京8R 4歳以上2勝クラスの2400m【青嵐賞】

ダービーと同距離のこのレースは馬場読みなどでジョッキーや馬券購入の参考にする競馬ファンも含めて注目のレースだ。


そんな中、祐翠や風切の同期の珍念騎手が絶好の競馬で初勝利のチャンスを迎えていた!


祐翠「珍念の馬は現在先行4番手で、1番人気の馬を内に完全に閉じ込めた!これはチャンスだぞ!」


浜中ミッキー「このまま閉じ込めながら最後に抜け出せば勝てそうだな。」


祐翠の同期の初勝利のチャンスに興奮している姿を見て浜中騎手は笑顔で祐翠に話しかけた!


祐翠「…ハマさん!」

祐翠も笑顔になった。


しかし‥

祐翠「あっ?!」


1番人気に騎乗し珍念の馬に蓋をされていた河田騎手の騎乗馬の進路を開けてしまっていた。

そのスペースに即座に馬を誘導して珍念の馬より勢いよく伸びて逃げ馬を捉えようとしていた。


祐翠「何やってるんだよ珍念の奴!」


浜中ミッキー「河田先輩の威圧感にビビって進路を開けちゃったな。」


そのまま河田騎乗の馬が1着でゴールした。

2着には珍念の馬がゴール。

結果として閉じ込めがうまくいけば珍念が勝利することができたかもしれないレースになってしまった。


ーー「まあ珍念くんもまだ2年目の騎手だし、先輩は怖いよな。」


「俺なら絶対譲りませんけどね!」


ーー「そういう意味でも祐翠や風切は若手っぽくないんだよな、ははは。」


「それ、褒めてるんですか?」


ーー「ああ褒め言葉だよ!それより9Rの準備はいいのか?」


「俺この後のレースはダービーに集中したいから騎乗断ってるんですよ。だからそろそろ集中します。」


集中すると言ったら一気に顔つきが変わった祐翠。

その奥ではそれよりもずっと前から集中力を上げていた風切の姿があった。


「お前らはホントに若手ぽくないな」


浜中は再びにっこりと笑顔になりながらその場を後にした。





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