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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第1章
38/130

ダービーインタビュー


各馬の関係者達がインタビューに応える。

特に有力馬に乗る陣営達のコメントは注目が高い。


まずは皐月賞の勝ち馬のエスエムオペラオーの質問。

皐月賞馬なのに2着3着馬に人気で負けていることに触れられた小和田ジョッキー。


「まあ皐月賞はマグレで勝っただけなんで、向こうが人気なのは当然じゃないですか?…でもダービーもマグレで勝っちゃうかもしれないですけど(笑)」


どっ!


小和田のお得意のおとぼけコメントに会見場に笑いが生まれた!



ーーつづいて皐月賞2着サイレンススタート陣営への質問。

「前走の皐月賞は勝ち馬と差のない2着でしたけど、敗因はなんだと考えておりますか?」


福山祐一調教師

「前走は3着馬の末脚をジョッキーが気にしすぎて、勝ち馬を警戒するのが疎かになってしまったかなと…」

福山祐翠騎手

「調教師の言う通り、勝ち馬への警戒が甘かった。中途半端なレースをしてしまいました。ダービーでは自分の競馬に徹します。」



ーー皐月賞3着フラッシュフォワード陣営への質問。

「皐月賞では流石の追込みも僅かに届きませんでしたが、舞台が府中になるのはこの馬にとっては最高にあっている舞台に思えるのですが?」


一八いちはち調教師

「そうですね、府中は直線が長いのでいい勝負できると思います。」

風切春馬騎手

「…次こそ先頭でゴール板を通過したいと思います!」


同期の福山は昨年100勝しダービーを含むG1を3勝。

今年もすでに50勝しており、関西リーディング3位で、大阪杯、桜花賞、オークスとG1を勝利している。


さらにもう1人の同期の小和田も皐月賞を勝利していることから、風切の闘志は燃えたぎっていた。


風切「(今年は俺がダービージョッキーになるぞ祐翠)」




そして緊急参戦のアブソルート産駒の海外馬。

ダンシングカレィジ陣営。


わざわざイギリスのクラシックの2000ギニーを勝利してエプソムダービーの大本命馬が日本のダービーに出走してきたのはどういった理由が?


オブライアン調教師

「昨年アブソルート産駒のヴァンガードが敗れて、今年の期待馬だったテクノブレイクが完敗したと聞いたので、アブソルートを管理する厩舎としては黙っていられなくてね。」


R.ムーアJr.(ジュニア)

「アブソルートとダンシングカレィジはオーナーも一緒でね。エプソムダービーは何回も勝ってるから日本のダービーの方が勝ちたいのかもね。」




ーーーーーーーーーーーーーーー


大盛り上がりの中インタビューは終了。

有力各馬は前走の疲れや海外郵送などの疲れもなく調教もよく動いていた。


しかしそんな中、予想外の追い切りをする馬の姿があった。


それはダービー1番人気予想のサイレンススタートの調教だ。

大逃げ脚質の同馬だが追い切りでは厩舎の有力馬にせりかけさせて負荷をかける調教をすることが多かったが、ダービーを控えた今回はじめて単走での追い切りを行ってきたのだ!


ベテラントラックマン

「何かサイレンススタートまた走るの早くなってないか?」


新人トラックマン

「どこがですか?前からアレくらいは走れてましたよ。」


ベテラントラックマン

「…いや、何とかなくな。」


サイレンススタートの軽やかな走りぷりにベテラントラックマン井外は確かな成長を感じていた。






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