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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第1章
32/130

惑星ワープ


鷹極と風切春馬の馬が上がっていく。

ここで動かないとマズイと分かっていても大敗が怖くて動けない騎手が多い中、大ベテランと2年目騎手という両極端の2人が動いた!


「風切?!」

馬群の外から上がっていく2頭に小和田が気づいた!


その進出とほぼ同時に先行勢にも動きが出た!

3番手以降で先行していた2頭、アドマイヤグッドとヤマニンアフロがペースについていけず突然の減速で下がって来た。


珍念「3番手以降は平均ペースなはずなのに急になんで?」


皐月賞などのクラシックレースなどでは2歳時のレースの賞金で近走の成績は振るわなくても出走してくる馬がいるため、上位との実力差が大きくペースについていけない馬が出てくることがある。


それがこのレースではたまたま逃げてきた馬2頭だったということだ。

そのたまたまが大きくレースの状況を変えた。


内側を回っていた2頭が同時に急激に下がってくる為にその後を追走していた馬群はその進路を空けざるを得ない。

外を回るロスと馬のリズムも崩れることになった。


外を回って上がっていったセカンドインパクトとフラッシュフォワードはさらに外を回されることにはなったが、馬のリズムという点では崩されずに済んだ。


2番手追走の浜中騎乗のミッキーマイル

「後ろがごちゃごちゃしてるな、これは展開向いて来たか?これで前の馬が普通の馬なら絶好位なんだけど…このまま行かせるとマズイよな?」


再びサイレンススタートに突っかかりに上がっていく浜中騎手。


「ハマさん大丈夫ですか?元々距離不安のあるその馬じゃこのペースはオーバーペースでしょ?」


「じゃあお前の馬はオーバーペースじゃないのか祐翠?」


着狙いの騎乗ではなくあくまでも勝ちに行く浜中ミッキーの騎乗!

最終コーナー前両馬の差は少しずつだが迫っていた。

しかし‥


「このペースじゃ直線の坂が流石に厳しいか?」

急に手応えが怪しくなったミッキーマイル。


ゴール前に待ち受けるのが中山名物の急坂。 残り180メートルから残り70メートル地点にかけて設けられている上り坂の高低差は2.2メートル、最大勾配の2.24%も10場最大で、馬たちにとっては文字通り、“最後の難関”と言える。


「急坂前に追いつく!後は根性勝負だ!」


しかしミッキーマイルがサイレンススタートに追いつく前に後ろからミッキーマイルを捉えに来る馬の背後が迫って来た!


それは馬群の外を回って進出して来たセカンドインパクトとフラッシュフォワードだ!


「豊さんと春馬くんか?!」


前を捉えに行こうとした浜中とミッキーマイルだが、同馬には2000mはやはり長く逆に後ろの馬群との差は徐々に縮まっていた。


徐々に失速するミッキーマイルに2頭が追いつくのは時間の問題だが、外を回って来た2頭の余力は果たしてどのくらいあるのか?


浜中ミッキー騎手が左を向き2頭を確認していると突然右側に違和感が走った!


結果的に失速するも最内を走るサイレンススタートの左から抜こうと若干ラチから空けて追走していた隙間に1頭の馬が入ってきて外から上がってきた2頭よりも早くミッキーマイルを捉えた。


その馬は小和田騎手騎手のエスエムオペラオーだ!


外から上がってきた2頭と違い、先行して下がってきたアドマイヤグッドとヤマニンアフロをうまく捌いて内側からロスなく上がって来たのだった!


エスエムオペラオーの突然のワープしたような出現に驚く浜中ミッキーと鷹豊と風切!


それは場内も同じだった!

先頭集団の直線の入り口直前の進出に一気に会場が湧いた!


「行けーサイレンススタートそのままーーー!!!」


「小和田だ!」


「豊ーーーっ!!!」


「フラッシュ!光速の脚また見せてくれーーー!!!」


馬券ファンたちがそれぞれが選んで購入した馬券を必死に握りしめてその馬にエールを送っていた。


わー

わーー

わーーー

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