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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第1章
30/130

観察


ガッシャン!


皐月賞がスタートした。

戦前から逃げ予想だった内枠の追い込み馬のタイキクレメンス以外の3頭が抜群のスタートから逃げ争い。


1枠2番のサイレンススタート

2枠3番のアドマイヤグッド

3枠5番のダンディハウスの3頭だ!


その中でもやはりサイレンススタートの先行力が1枚上手か?

2頭より内側発走も活かして、頭を主張していく。


アドマイヤグッドとダンディハウスが差のない2番手争いをするなか、この2頭より1馬身完全に抜け出した逃げ体勢で最初のコーナーに差し掛かる。


このまま先頭でコーナーを曲がりいつもの大逃げ体制に入ると思われた。

しかし‥


逃げ予想の3頭よりはだいぶ離れた枠の11番からの出走だった為に最初の逃げ争いの近くにはいなかったが、外側から頭を狙ってきた。


その馬はミッキー浜中騎乗のミッキーマイル。

新馬戦からここまですべて皐月賞より短い1600mのレースに出走して強い逃げをしてきた同馬の先行力はサイレンススタートにも負けてなかった。


「この馬はタメ逃げよりハイペースの逃げの方が合ってることが前走で分かったからね。距離の不安はあるけどすんなり逃げさせる訳には行かないよ祐翠くん。」


一瞬目線を左に向けて浜中を確認する祐翠。

2頭が隣り合わせで第一コーナーを曲がっていく。


「すんなり逃げられなかったか‥」

若干悔しそうにレースを観戦する祐一調教師。


3番手はアドマイヤグッド。

4番手はダンディハウス。

5番手はヤマニンアフロ、その後にマイケルシアターとタイケルダンゴのマイケル2頭。


少し開いてカシマアントラーズとシルクカーディガン、タダノブライアンと続く。


2度目の衝撃、セカンドインパクトは現在11番手。

このレースでサイレンススタートへのリベンジに燃えている。

その後ろに注穴人気馬の2頭ニシノリュウセイとエスエムオペラオーとクラッシャーが追走。


タイキクレメンスとエフエフブライアンという追い込み馬と殆ど並列でフラッシュフォワード。

この3頭がシンガリ追走だ。


前2走に比べるとスタートはマシではあったが、やはりスタートが上手くなく、更にスタート直後は行き足が付かないフラッシュフォワードはやはり最後尾からの競馬にどうしてもなってしまう。


後方からの競馬は直線での馬群の裁きや外に出すタイミングなど考えることや不利になるリスクがどうしても付きまとう為、競馬はできれば前目に付けられるなら付けたいものである。


しかしフラッシュフォワードにはそのレース選択は出来ない。道中で脚を溜めて最後の直線で光速の脚にかけるレースしか現時点では選択できない。


だが、逃げ馬が揃ったこのレースは予想以上のハイペースになった。

過去の傾向では元々差し馬に有利な皐月賞で、後ろすぎる追い込み馬の成績はイマイチだが、このハイペースなら図らずとも後ろが有利な展開になってきた。


逃げ争いを最後尾から観察する風切。

「サイレンスはデビュー以来初めてすんなり逃げられなかった。争われるとあの馬はどうなんだ?」


「初めて競われて案外脆い面を出すなんてよくあることだが‥」

レジェンド鷹も風切と同じように中団からサイレンススタートを観察していた。


レースはまもなく1000mに差し掛かる。


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