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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第1章
29/130

レース前の様子


クラシック第1戦の皐月賞はもっとも速い馬が勝つと言われている。それはクラシックの初戦ということで、はやい違いで仕上がりが早い馬という意味も含まれてきた。


ダービーを勝つ馬を持ちたいオーナーと、育てたい調教の考えから、日本の血統はより早熟傾向に配合されてきた。

そのため2歳の早いうちから活躍してきた馬がそのまま皐月賞で好走し、ダービーで有力馬となってきた。


今年の主役は無敗の2歳王者のサイレンススタート。

脚質は大逃げだ!

しかしこの皐月賞に出走する馬たちのここまでのレースは逃げや先行で勝ってきた馬が多く集まっていた。


ハイペース必死のレース展開が大方の予想。

フラッシュフォワード含む差し馬に有利になる展開になるのか?


世紀の一戦に福山祐翠、風切春馬、小和田竜一と多くの同期が出走する珍念はジョッキールームにて1人で観戦中。


一つ下の新人ジョッキーたちは数人で集まって観戦していた。

輪の中にはアイドル騎手の白浜美波の姿もあった。

複数の若手先輩騎手が白浜に好かれようとこのレースを力説しているが、我関せず彼女はレースに見入っていた。


ーーーーーーーーーーーーーーー


レース前のファンファーレが鳴る!


パパラパー‥


息子をモニター越しで見つめる祐一の顔が真っ青だ。

現役時代から大レース前には顔が青白くなることが多かった祐一だが、調教師になっても緊張しいは変わっていなかった。


「自分のレースをするんだぞ祐翠。」


返し馬中に乗り馬のエスエムオペラオーを停止させ同期の2人の様子を見ている、小和田。


「流石に福山はG1慣れしてやがる。今朝までは随分緊張してたのにな…。風切はどうだ?アイツは俺と一緒でG1レースははじめてのはず…」


祐翠から風切に目線を移す小和田。

時を同じくして珍念も風切の様子をテレビ越しに確認。


「凄いな2人とも!祐翠くんはともかく、春馬くんもいつもの様子だ。」


風切を見つめる小和田。

「アイツらには緊張するという概念がないのか?」

エスエムオペラオーにまたがって手綱を握っている小和田の手は小刻みに震えていた。


そしてレースへーー


発送直前、各馬がゲート周りに集まる。

1枠1番のワンダーコングが出走除外の為、最内は2番のサイレンススタートとなった。


皐月賞は内枠が時として不利になることがあるが、1頭分の空きがあってスタートを切れるのはサイレンススタートにとっては良い方向に向かっていると言っていいだろう。


サイレンススタートのゲートインする姿を見ながらレジェンド鷹騎手は羨ましそうにその姿を見ていた。

「ああいうところが彼の持ってるところだな。それに比べて俺はG1で大外ピンク帽子の割合多すぎなんだよな。」


レジェンドなのに枠順で文句を言う鷹極。


各馬がスムーズにゲートに入り、最後に大外の鷹騎手とセカンドインパクトがゲートインしスタートした!


ガチャン!!


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