攻防
ダート戦線から果敢に出走してきたエックスジャパンがレース中盤にペースについていけず失速・・・
代わって先頭に立ったのが皐月賞2着のコスモアンドリアル。
2番手に同厩舎のコスモヨンビーム、そしてヴィジュアル軍団が続く・・・
「この泥んこ馬場だ、後ろの馬は辛いぞ。」
「最後尾の3頭は?あれビックバンカメハメハはどこ?」
最後尾に位置していた有力馬3頭の内、ビックバンカメハメハを見失う白浜。
「中団にいるぞ!」
祐翠がビックバンカメハメハを発見する。
後方3番手、全体で16番手にいたビックバンカメハメハだがレース中盤、残り1000m。
鞍上の安勝ジョッキーは10番手付近まで上がってきていた。
「さすが安勝さんだ!」
出山ジョッキーとは師弟関係にあった3人。
河村・小橋・CHACK(今村)の3人がコスモの2頭に競りかける。
まずは弟分の2人、小橋とCHACKがお互いの馬を導いてコスモの2頭にアタック。
2頭の息を入れさせない構えで逃げる2頭に楽をさせない。
そして河村ジョッキーも続いてアタック!!
3頭による必要な攻撃。
ルナシー、シャムシェイド、グレイの3頭でコスモの2頭を潰して3頭の内1頭でも生き残ればという玉砕覚悟の攻めの姿勢だ。
しかし攻撃も空しく先に限界を迎えたのはヴィジュアル軍団の3頭だった・・・
減速する3頭、そしてコスモヨンビームも一緒に下がっていく。
「何とか1頭だけでも道ずれにできたか…」
プレッシャーをかけられたコスモアンドリアルは変わらないペースを続けていく。
「よし。いけるぞリアル!」
手ごたえを感じた五十嵐ジョッキー。
レースは残り800m。
ここで後方に動きがあった、最後尾に位置していた1番人気のフラッシュジャパンがまくり気味に進出。馬郡の外側を回ってポジションを上げていく。
「春馬!」
「さすがに仕掛けるの早くねーか?!」
「ここから仕掛けて最後まで脚は持つのかしら・・・」
残り800mでまくりを仕掛けたフラッシュジャパンは現在12番手。




