第1話 目覚め
「もしもーし?起きてください。ここ、魔物がでるのに無防備に寝てたら襲われますよ。」
僕は目覚めた。ここは草原だろうか、目の前に女性がいた。彼女が起こしてくれたのだろうか?
「やっと起きたようね。」
「ここらでは見た事の無い顔ね、あなた名前は?」
「僕は辛風 味無です。ミムと呼んでください。」
「カラカゼ ミム?変わった名前ね、どこからきたの?」
どう答えばいいのだろうか、なぜだか死んで神にあって、そして転生してしまっただなんて、言えるわけがない。あっそうだ!
「実は僕は記憶喪失で名前と能力くらいしか覚えてないんです。」
記憶を無くした事にした。転生前のことをあまり覚えてないから似たようなものだ。
「それ大丈夫なの?!」
「大丈夫なはずです。」
「心配なのだけど」
良心が痛むが許せ神よ。
「許すよ。面白いし。」
神の声が聞こえた気がするが、多分気のせいだ。
「そういえば、あなたの名前をきいてないですよね?」
「そうね、言ってなかったわね。私の事はネロとよんでちょうだい」
「ネロか、良い名前ですね。」
「ありがとう。そう言ってくれると嬉しいわ。」
「そういえば。」
「どうかしました?」
「あなた名前の他に能力は覚えているって、いってたわね。どんな能力かしら?」
「待ってください覚えているのは能力の名前だけで、そもそも能力ってなんですか?」
「そうなのね、わかったわ説明してあげる。」
「能力とは、人に潜在的に宿った力よ。逆に言うとそれくらいしかわからない。まぁ不思議な力と覚えといたらいいわ。あなたの能力の名前はなにかしら?」
僕の能力の名前は…
「えっと「辛党」らしいです。」
僕はそう答えた。




