意識…してる?
こちらの物語はフィクションです。
私は葛の家に入った。少し前に約束していた「ブレイブルー」という格闘ゲームをすることにした。正直格ゲーとかあんまり好かない…
「私格ゲー初めてなんだよね…葛は何のキャラクター使うの?」
葛は少し考えてニヤけながら言った
「んー、俺はこの子にしようかな。やったことないけれど西瓜相手だったら何となく勝てる気がするし」
そう言って葛は金髪の長い髪の毛の子を選んだ。
私は少し小馬鹿にされた気がして葛を見つめながらムッと眉間に皺を寄せた。
「じゃー、私もその子にしよっかなー!」
私はわざとらしく大きな声でその子の色を変え黒髪にして挑んだ。
……無惨に負けてしまった。12コンボ以上続けてさらには空中で身動きが取れないままやられてしまった。
さっきから気になっていたが葛がヤケに気になってしまう。格ゲーで勝負している時もドキドキしてしまって集中できなかった。意識していくとするだけ心拍数が高まる気がする。
「あっっ!!」
葛が手を滑らせてガラスのコップに入っていた麦茶が私の太ももあたりに溢れてしまった。
幸いコップは割れていなかったがスカートが濡れてしまった。
「ごめん…!!今タオル持ってくるから待っといて!」
葛は駆け足で洗面所から新しいふかふかのタオルを取ってきた。
「えっ、葛!私自分でちゃんと拭けるから、タオル貸して!」
申し訳ないのか葛はいそいそと私のスカートの濡れたあたりを拭いた。
恥ずかしい気持ちと謎のドキドキせいで頭が真っ白になってしまった。
「ごめん外の日で乾かしてくる!!」
私は恥ずかしくてその場からすぐに逃げ出したくて外に出た。空の青が少しだけ赤くなりかかっている。当然だがぽかぽかの日なんてものはなく少し涼しい程度の風しか吹いていない。
「やっぱり乾かない…ていうか何なのあのドキドキ…葛の事は意識した事ないし、もしかして…」
あると言い切れないがもしかすると欲望の所為なのかもしれない…突然葛にドキドキするのはおかしい。今まで何も感じなかったんだから。
私はあたりを見渡した…
「うん…やっぱり何もない。流石に考え過ぎだったかな…」
私は葛の家に戻ろうとして後ろを振り返ると
さっきまでは赤くなりかけていた空が嘘のように気持ち悪いほど青くギラギラと眩しく晴天になっている。
スカートを日差しのせいでいつのまにか乾いている。
「何これ…不気味過ぎるよ…」
無数の口がぶちぶちと生えてきて同情の声と皮肉の声が聞こえてくる。所々に怒鳴り声みたいなものも聞こえてくる。
『可哀想ぅぅ…悪いのはあいつだけれどねぇぇ笑笑』
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