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よくある異世界物語  作者: うろつて
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5.名付け親

毎日更新目指します。

 さて、何から聞くか。。

 目の前の不快な生物を見ながら質問を考える。すると急に不安になった。

 俺もこのレベルで気持ち悪い見た目になってたらどうしよう!!


 けどあれだよな、さっきの殺人的汚臭は唾液だって言ってたし、今話ししてても臭いはこないし、通常時は臭くないんだよな。うん、臭かったとしても水ぶっかけただけで汚臭残りも無くスッキリだし大丈夫だ。

 、、、いやいや違う!まずは見た目だ。


「じゃあ相棒さん、とりあえず最初に聞いておきたいんだけどさ、俺今どんな見た目?ちゃんと人間なの?」

「ちゃんと人間でヤンス。20代半ばってとこでヤンスね。坊主にライン入れてて、、どっちかってーと悪人面でヤンスね。」


 という事は生前の20代の頃の見た目であろう。そんなに良い男では無いが不細工ってわけでは無いはずだ。とりあえず安心だ。そんな俺の向かい側で気持ちの悪いスライムが、最初に聞くのが見た目でヤンスか、とか、頭おかしいんでヤンス?とか、ヤンスヤンス言ってる。

 なんかイラっとする。


 相棒って言ってたくらいだから急に襲ってくるとかは無さそうだな。そもそもちょび髭が使い魔って言ってた気がする。使い魔って事はアレだよな。使いっ走りって認識で良いんだよな?うん。きっと良い。

 俺は一方的にこいつの立ち位置を決めた。


「で、ヤンス、相棒って言ってたのはどういう事だ?」


 俺の質問にキモスライムがキョトンとしている。そりゃそうだろう。最初に言葉を交わしてから数十秒しか経っていないのだから。


「えっと、ヤンスってのオイラの事でヤンスか?」

「そーだ。ヤンスヤンス煩いからヤンスで良いだろ。」


 ハッと気が付いた様にキモスライムが問い掛けてきた。俺は即被せ気味に返事を返す。


「嬉しいでヤンス!名前付けて貰ったでヤンス!」


 なんか予想してた反応と違う。違過ぎてビックリだ。小刻みにプルプル震えている。感極まって泣いているのだと思うが正直気持ち悪いので止めていただきたい。


 地獄にいた頃は、キモスライム!とか、キモいの!とか、汚いの!とかとか呼ばれていたらしい。

「知識の泉」と言う能力持ちで。その能力を使って仲間と仲良くなる努力もしたそうだ。が、結果は大失敗。

 ガテン系が多い地獄の現場仕事では、知識の多さなど欠片も役に立たなかった。逆に口出すなら身体動かせと言われる始末。

 で、めでたく俺の転生に同行させられたという事らしい。


 俺も色々聞きたいのにな。と、思いながらもヤンスが


「相棒は名付け親でヤンス!最高でヤンス!」


 と、はしゃぎながら自分の話をするのを、楽しく聞いていた。

キモスライム=ヤンス

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