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よくある異世界物語  作者: うろつて
21/32

21.飽きてきたから出発しよ

残業の為遅くなりました。今月は投稿できない日もありそうです!

退屈だ。。

ゴードンが何やら云々言っているがアルスの頭の中には届かない。旅に出る!と、思ったらすぐに出たいのだ。


確かに気になる事や、知っておいた方が良い事はまだまだ沢山ある。「知識の泉」についてもヤンスに聞くのを忘れていたのを思い出した。

が、「まあ、、いっか」とアルスは思った。


「さて、なにか質問はあるかのぅ」


「ないっす!」


ゴードンの問いにアルスは必要以上に元気に返事をする。

やっと終わりだ、話長いよゴードンさん。と、思っているアルスだが時間にして7.8分だっただろう。


「リナ、おいで」


「あ、え?うん」


テンションの高いままアルスはリナを呼び、リナは戸惑いながらアルスの所にくる。


「うんじゃまあ行ってきます」


「え?、、あの、行ってきます」


いきなり出て行くアルスとリナに、一同は呆気にとられて黙って見ているだけであった。


「まったく、、出鱈目なやつだのぅ」


ゴードンの呟きがBARパステノスに静かに響いた。


〜〜〜〜〜〜〜〜


アルスとリナは乱魔らんまの森にいた。


「ね〜ね〜?勝手に出てきてよかったのかな?」


「うん?話も終わったし大丈夫だろ」


リナ心配そうな表情だがアルスは気にしない


「まあ、、アルスさんがそ〜ゆ〜ならいいのかな」


「あ、さん付けやめて呼び捨てで」


アルスはこれからどうするかなんかより、リナが自分に対して、さん付けで名前を呼ぶ事の方がよっぽど気になっている。


「えっと、、、じゃあ、アルス、、、、君」


リナは顔を真っ赤にしている。呼び捨てにチャレンジして恥ずかしさに耐えられなくて君付けだ。「ま、さん付けよりはマシだな」などと考え、リナの胸の膨らみを背中に感じながら馬に乗り疾走している。


アルスとリナが向かうのはパステノスの町から北に百数十キロの所にある、ドワルフ共和国だ。


その名の通りドワーフとエルフの共和国だ。

ドワルフ共和国は、ドワーフが作る武器・エルフが研究する魔法の知恵を他国に提供して富を得ているこの世界有数の大国である。


各国間の戦争だ耐えないこの世界で、ドワルフ共和国はほとんど戦争をしていない。


永世中立国と宣言している事と、武器と魔法の供給国という事で、表には出ないがかなりの軍事力を有している事で、他国からの侵略を受けていないからだ。


パステノスの町はドワルフ共和国の領土内にあり、その実はドワルフ共和国の武器製造・魔法研究の中心を担っている。


「ね〜ね〜アルス君、私達はドワルフ共和国に向かっているんだよね?」


「ん?そうだよ」


乱魔らんまの森を抜け大草原に出た辺りでリナはアルスに問いかける。


「休憩とかはするのかな?」


「そりゃもちろん!」


アルスはなんでも出来るが、身体の作りは人間である。その気になれば睡眠も食事もいらない身体に創り変えられるが、出来るだけしたくない。一応人間でいたいから。。


と、アルスは思っているが実はもう半分以上は人の身体ではない、ヤンスの能力をもらう際にヤンスを体内に入れた為「知識の泉」と「創造主」が自身の身体を最適化し、ほとんどスライムと同じ構造になっている。

その為、食事も睡眠も必要としないし心臓・脳といった臓器もあるにはあるが、あるだけで必要ではなくなっていた。


その為、腹が減る、眠い、と思うのはただのアルスの思い込みである。


「よかった〜。アルス君だったら今日中にドワルフ共和国に着く!とか、言いそ〜だから心配してたんだ」


リナは笑顔で、そう言った。

リナとしては、せっかくアルスと旅をするのだから、色んな思い出を作りながら旅がしたいのだ。


「んな無理しないって」


アルスも笑いながら答える。その時!


「クキャャ」


上空から気持ちの悪い鳥みたいなものがアルスとリナに襲いかかってきた。


「危ない!」


リナはアルスを抱え馬から飛び降りた。

アルスとリナが載っていた馬は、一瞬で怪鳥に食べられていた。


「えへへ、頑張るから見ててね」


リナはアルスに良いところを見せるチャンスだと思い張り切っている。


「アルス君なら一瞬で倒しちゃうんだろ〜けどさ、私も出来るんだもん」


「ん、無理すんなよ」


健気というかなんというか、、、

内心「あービビった、急に来んなよ」と、思っていたアルスは、平然を装いリナに任せる事にした。


アルスとリナが旅らしい旅を始めていた頃、BARパステノスではヤンスの絶叫が響いていた


「嫌でヤンス!」


アルスとリナが出て行った後、ララとヤンスは修行のスケジュールやルナ、レナとの同居の予定を話していたのだが、その様子を見ていたゴードンは異変に気付いたのだ。


昨日まではただの調子の良い小僧だと思っていたし、実際その通りだっただろう。

しかし、今は所作に隙がない。

まるで一流の剣豪を観ているかのようである。気のせいかもしれないが試さずにはいられなかった。


「ぬりゃ!」


カキィィィン


剣と剣がぶつかり甲高い音が鳴り響く


「何するでヤンス!」


手加減はした。

とはいえヤンスはスライムで身体が真っ二つになっても死ぬ事は無い事をゴードンは承知している。

並の剣士には反応すらできない速度で斬りつけたハズなのだ。


「ぬははははは、ヤンス!儂の稽古も受けるのじゃ。これは決まりじゃ」


ヤンスは絶叫し、必死に反対した。

のだが、ルナとレナは「強い剣士さんて格好良いなぁ」と言うし、ゴードンも「お主はアルスより強くなるかも知れんぞぃ」と言ってくる。

最後には


「そうでヤンスかね、、、」


と、渋々ながらゴードンの稽古を受ける事を了承していた。


こうしてヤンスは修行漬けの日々を送る事になる。

そう遠く無い未来には、美人の淫魔族サキュバス2人を従える銀髪の少年剣士が冒険者の間で有名になるのだが、、、


今のヤンスには知る由もなかった。

毎回誤字脱字がちょいちょいあり申し訳ございません。

極力すぐ直します!、、、、極力です。

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