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よくある異世界物語  作者: うろつて
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2.悩むよね、、

「では、以上で面接は終わりです」

「何か質問は?」


 スレンダーと白髪の問いに


「ありません」

「失礼します」


 と一礼して部屋をでた。



 さて、どうも童貞のまま100才を迎えると聖人となるらしい。他にも細かい条件があるらしいのだが、ちょび髭曰く


「どーせ、異世界行ったらこっちの常識は当てはまらんし知ってても意味ないから知らんでいーだろ!」


 との事だった。


 とにかく、俺は聖人認定を受け異世界に転生できるとの事だ。その際に、特別な能力を与えてくれると言う話しである。しばらくしたら面接の合否を発表するので、合格だった場合に備えて欲しい能力を考えておけとも言われた。


 つか、合否を発表て、、聖人認定してくれたなら有無を言わさず転生でよくね?聖人てそれくらい凄いんじゃね?

 そんな事を考えながら能力について考えながら手元の一枚の紙に目を落とす。


 のーりょくいちらん!

 と、オール平仮名で乱暴に書かれた紙をみる。小学生、、いや、中二病の大人が考えた様な特殊能力がびっしりと書かれている紙だ。


 字は汚いが系統別に分かれていて意外と分かりやすい。

 が、どうも似た様な能力も多々ありこの中から最適な1つを選ぶのは至難の技に思えた。


 その中でも特に目を引くのは、創造主という能力と万物強化という能力だ。目を引くというか、能力の説明を読むと他の能力は全てこの2つの能力の下位互換といった印象を受ける。


 簡単に説明すると、創造主は自分の知識にある全てのものを創造できる能力。万物強化は手にしたもの全てを強化できる能力だ。


「たとえば」と平仮名で書かれた例を見てみると、創造主は何もないところになんでも生み出せる。が、知識によって生み出されるものの性能が違うらしい。例えば車を生み出そうとすると、エンジンがあってそれでタイヤが動いてハンドルで操作するといった、乱暴な知識でも車は生み出せる。しかし、最高速度などはどの程度かはわからない。逆に一流のエンジニア並みの知識を持っていれば、時速うん百キロの車も生み出せるのだ。


 万物強化は例えばカッターを持って強化すれば日本刀の様になるらしい。強化するの中にサイズや見た目の変更も含まれているという事だ。もちろん自分の意思である程度の調節が可能らしい。


 この2つの能力同時に取れたら無敵なのになぁ。。と、思いながら、真剣に悩みながら「のーりょくいちらん!」とのにらめっこを続ける。

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