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よくある異世界物語  作者: うろつて
17/32

17.名前は決まったけどね。。

あ!と、思い出したような表情をし。取り合っていた手を離して


「あ、そういえばその、どうするのかな?」


リナがちょっと頬を赤らめながらもじもじと聞いてきた。普段とはちょっと違う雰囲気だ。


「ん?なにが??」


何の事だか分からずにリナに聞き返す。


「その、一応そういうお店だから、、、」


顔を真っ赤にしてリナが言った。

うん。たまらないっす!えろえ、いや、イロイロしたいっす!!

落ち着け俺、まずは風呂に入って身を清めなければ。


「うん。とりあえず、ゆっくり風呂にでも入りたいな」


「うー。。お風呂はお店にはないんだよー。あ、でもでも魔法で、汚れとか臭いとか取れるから汚くはないんだからね?」


なるほど、便利な魔法があるもんだ。

しかし、今の俺に重要なのは汚れや臭い、といった事ではない。

つか、むしろリナの臭いとか別にそのままでも、、

いや、いかんいかん変態がバレる。


「よし!じゃあ創ろ」


俺はそう言うと、部屋の半分くらいを風呂にした。立派な岩風呂が目の前に現れた。

前世のポヨンとした腹と仮性包茎と違って、今なら可愛い子の前でも躊躇なく全裸になれる。


つい先ほどまでは前世と同じく、ふくよかな腹と短小包茎だったのだが、「創造主」により創り変えた。


ゴードンとの検証により俺の「創造主」はできない事はないだろうという結論になったのだった。


俺は最初、何でも創れるが元々ある物を消す事は出来ないと考えていた。ところが、何かある所に何もない空間を創り出すイメージを持つと、そこにあった物が消えるのだ。

で、創り出した空間を消すと、元々あった物がまた出現する。


応用すると、元々ある物を創り変えるという事も行えた。

で、そのまた応用で俺は割れた腹筋と立派な一物を手に入れたのだ。


と、いう事で躊躇なく裸になり風呂に入る。


「あぁ〜、気持ち良いわ〜」


「リナも入りたいよ〜〜!」


「ん?入れば良いんじゃね?」


「親分さんに見られるのは恥ずかしいの!」


この世界では風呂は、長の付く一流貴族や王族といった金持ちしか入れない贅沢なものであるらしい。と、どうでも良い話は置いておいて、、

俺はリナに「ほい!」と身体を隠す為のタオルを投げた。

そして、後ろを向いてあげ。ついでに風呂の湯もうっすらと白濁の湯にしてあげた。


何というか、転生してから無駄に度胸がついた気がする。

度胸、、というより順応性?と言った方がしっくりするかもしれない。


先ほどまで俺は、本当に緊張していたのだ。

まさに期待と不安が入り混じり何とも言えない気持ちであった。なのに今はと言うと、ムカつくくらい落ち着いている。 先ほどの自分と今の自分。自分でも本当に同一人物か疑うほどである。


チャポン


自分の心境?心情?を不思議に思っていると、後ろから湯船に入る音が聞こえてくる。


「えへへへへ、もーいーよー」


リナの声と共に振り返る。

頬を赤らめ、ちょっとニヤけているリナが居る。

白濁湯のおかげで身体は見えない、、が、うっすらと全身見えている気もする。


「見すぎだよー、、親分さんのえっち!、、、親分さん、かぁ。名前早く考えないとね」


「なんか、良い名前考えてくれよ!」


「2人で考えるのー!!」


うん。リナの身体をガン見していたのをバレてしまった。

リナは気にしてないみたいだから、まあ良しとして、確かにそれより名前だな。。


風呂に浸かりながら、呼びやすい3文字の名前が良い事や、前世の名前は何となく恥ずかしいから使いたくない事を伝えた。

後はリナが普段どんな生活をしているとか、世間話をしていると、俺はのぼせそうになってきた。


「よし!でるぞ」


俺は立ち上がり、バスローブ姿になる。

と、同時に風呂は無くなった。風呂がなくなった瞬間リナにもバスローブを着せてあげる。俺は紳士ジェントルマンなのだ。もう一度言おう。

一瞬見えたリナの裸に鼻血が出そうな程興奮したが、俺は紳士ジェントルマンなのだ。


「まだ入ってたかったのにー!」


バスローブ姿のリナがちょっと拗ねている。見えそうで見えない胸元が興奮をそそる。が、我慢だ。


「ごめんて、また今度ゆっくり2人で入る。約束」


「本当に?約束だよ?」


俺が頷くとリナはすぐに笑顔になり


「あ、そうだ!おばあちゃんの所に辞典があるんだよ。名前考えるのに役立つかも!ちょっと待ってて!」


と、言って部屋を出て行った。


俺はベッドに横になり、目を瞑って自分の名前の事やこれからの事など考えていた。


「おーやぶーんさーん!!」


「ん、、あぁごめん。ちょっと寝てたみたいだな」


「あのね、もうすぐ時間だよ?」


まじか。寝落ちたらしいぞ。。

リナとお風呂入っただけで何もしてない。

名前も考えてない。


何でか俺は落ち着いているし、よく考えよう。

ゴードンとの約束はアバウトに夜、というだけだ。それならば、時間延長してリナに相手して貰ってから行っても問題ないだろう。

よし、その案採用!


「もう行かないとだね」


「ああ、そーだな」


リナの笑顔で思わず相槌をうってしまった。

いや、違う俺!そーだな、じゃない。


軽く明るく「延長で」と言うか、それともしんみりと「まだもうちょっと居られるよ」みたいにするか、、どーしようか。。と俺は考える。

すると、心配している顔にでも見えたのか


「ふっふっふ。心配しなくても大丈夫なのだ」


と、言い出した。俺が何の事か聞く前に


「今日から親分さんの名前は『アルス』に決定でーす!」


「え?考えておいてくれたの?」


「だって親分さん、、じゃなかったアルスさん幸せそうにずっと寝てるんだもん」


リナはちょっと拗ねたようにそう言った。


アルスか、、ありきたりの名前にも感じるが良い名前だと思う。しかも、俺の希望の3文字ネームだ。

うん。気に入った!今日から俺はアルスだ。


「嫌かな?」


リナが心配そうにいているので


「すげー気に入った!ありがとう」


ちょっと大袈裟に、しかし不自然にならないように喜んでおいた。


「リナ、ちょっとこっち来て」


「うん?なんだい?」


リナを近くに呼びリナの左手をとる。リナは「え?なになに??」とか言っているが、俺は気にしない。

リナの掌を俺の両手で包み込み「はい、名前のお礼」と言って手を離す。

リナの左手の小指には、黄金色の指輪が出現していた。


別にいちいち手を取らないでも出来るのだが、演出を入れてみた。

リナは金色装飾品ゴールドアクセの方が似合うと思ったので。色は金。


ついでにだが、この世界では魔力は日常生活でも使うらしいので、魔力増大と回復の効果を付けておいた。

材質は気にしなかったので良くわからないが、すぐ壊れたら嫌なので出来るだけ丈夫な金属にしたつもりだ。


「え?これ、その、いいの?かな?」


「おう。名前ありがとな」


嬉しいよりも困惑の方が大きいのだろう。

はしゃいで喜んでくれると思っていた俺は少し困ってしまった。


リナの頭をポンと叩き、「じゃそろそろ行くわ」と逃げるように部屋を出てきた。

うーん。喜んでるハズなのに、、不安だ。何か失敗したのかな?

もう一度エロ路線に戻す話力の無い俺は、自分の全ての力を使ってリナの好感度をあげる作戦に出たのに。。。


不安に包まれながら「ララの店」を出てゴードンの元へ向かう。


「アルスさーん!ありがとー!!」


振り返ると店の入り口からリナが笑顔で手を振っていた、俺も笑顔で手を振り返す。


心の中がスーッと軽くなり、軽い足取りで改めてゴードンの元へと向かうのであった。


どうにか名前出ました。

正直主人公が童貞捨てるかかなり悩みました。。つか、継続で悩み中です。

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