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よくある異世界物語  作者: うろつて
16/32

16.どうなる童貞

すみません。主人公の名前まで行けなかったです。次回には出ます!、、きっと。

すっかり夜が明けた町を歩き、宿屋へ帰る。

明日、、というか、今日の夜またゴードンと「BARパステノス」で会う事になっている。


くそ眠い。帰って寝たら確実に夜になるだろう。

寝る前に名前は考えて、あとは「知識の泉」の件でヤンスに聞きたい事あるから、ヤンスに聞いて。。


などと考えて歩いていたら、迷子になってしまった。

ゴードンに道を聞いたのに、どうやら曲がる道を一本間違えたらしい。


「しょうがない、1回戻るか」


引き返そうとした時に、後ろから「親分さーん」と呼ぶ声が聞こえた。振り向くと、金髪ショートの可愛い女の子が手を振っていた。ん、、と、リナだったよな。。


「おう、こんな朝から何してんの?てっきり部屋に泊まってるんだと思ってたよ」

「うん。リナも泊まりたかったんだけどね、今日はリナが早番なんだ。ルナとレナが羨ましいよー」


「早番?」

「うん。ほらお店の看板」


リナが指差す方を見ると、「夢のような快楽を貴方に!」と書かれた看板がある。

これは、ひょっとして大人のお店なのかな?

しかも、リナが早番っていう事はこれから仕事って事だろ??

って事はリナと、、、できるのかな?


ドキドキしながらも平静を装い「店の名前は?」とリナに尋ねる。


「んー、みんなララの店ってよぶけどなー。。わかんない!」


ララってのは店名じゃないのか?ママさんの名前なのかな。つか店の名前知らないって、、いや、ひょっとしたら店名は無いのかもしれないな。など、色々思ったが、可愛いからなんでも良いや!


「親分さんは、、なんでこんな所いるの?」

「いやー、さっきまでゴードンさんと飲んでて、今宿屋に帰るとこだったんだけどさ、考え事してたら道間違えたみたい」


俺は世間話をしながら、どーやって店に行くと言えば良いか考えている。。普通のマッサージのお店と勘違いしたフリして入れば。あ、そうか、普通のマッサージのお店かもしれないのか。


じゃあ、普通のマッサージ店に入る感じで、サラッと店に行くよ。と言えば良いか。

もし、普通のマッサージだったらそれはそれで。違うマッサージだったら、そんなつもりでは無かったけどなどと言いつつ、むふふふふ。

よし、作戦は決まった。意を決して。


「ねーねー。もし良かったらだけどね。お店寄ってかないかな?」


おっと、色々考えて、腹を決めて、いざ!

という所でまさかのリナからのお誘い。うん、断る理由は無い。けどま、こんだけあっさり誘うって事は、普通のマッサージ屋なのかな。

ホッとしたような残念なような、複雑な心境である。


「おう、じゃあ寄ってく!」


前世で103年童貞だった俺が、転生3日目の朝に童貞捨てられるはずも無いんだ!と、自分に言い聞かせ。

極めて冷静に出来るだけ爽やかな笑顔を心掛け、返事を返す。


「わーい。やったー!!」


ちょっとキツそうな顔立ちなのに、女の子らしい可愛いリアクションをする。そのギャップがまた、たまらなく可愛い。


「1名様ご案内でーす!」


リナはとびきりの笑顔で俺の手を引き、店内に入っていった。

店に入るとすぐに、受付カウンターのようなものがあり1人の老婆が座っていた。


「いらっしゃい。。おや?初めての方だね?時間はどうするかね?」

「時間?」


何やら時間が選べたりするらしい。何も聞いてない俺は老婆の問いに、おうむ返しのように言葉を返した。


「おや、リナ!何にも説明してないのかい?」

「えへへ、うん。忘れてたの」


老婆はしょうがない、といった呆れた表情を見せながら俺に店のシステムを説明してくれた。


「基本的に女の子が嫌がる事は禁止だよ。まあ、最低でもお客さんの溜まってるものは抜いてあげるさ。こっちゃそれがメインだからね」

「じゃあ、嫌がらなかったら何しても良いんすか?」


店内ルールの説明を受けて聞き返した。すると「そんな事までいちいち禁止してらん無いよ」との事なので、ほぼほぼ大人のお店で間違い無いだろう。

期待と共に股間が膨らみそうだ。


「料金だがね、2時間毎に3万ギル。時間設定も2時間区切りだったら何時間でも良いよ」


うん。大人のマッサージの期待は膨らむし、仮に普通のマッサージだったとしてもここで寝る自信があるな。

変に中途半端な時間に帰るなら、直接「BARパステノス」に向かう方が良いかもしれない。


「じゃあ、12時間で」

「ほう、じゃあ18万ギルいただくよ」


カウンターにお金を置き、振り返るとリナが目をまん丸にさせて驚いてる。


「あ、ごめん12時間だと上がりの時間過ぎちゃうか?」


リナは首を横にブンブン振っている。

なんかよくわからんが、仕事が長くなって嫌だ、という理由ワケでは無さそうだ。


「じゃあ、案内よろしく」


リナの頭をポンっと叩きお願いする。「コッチだよ」リナはこちらも見ずに進んでく。

嫌われたかな、、意味がわからない。


パタン


店内の個室に入る、6畳くらいの部屋に、ベッドとテーブルと椅子。あるのはそれだけである。

大人のマッサージ確定だろう。ドキドキが止まらない。

のだが、リナの様子がおかしい。素直にワクワクドキドキしてられなくなってきた。


ちょっと沈黙がつらいどーしよう。

声を掛けようか迷っていると


「親分さんはどうして、12時間もいてくれる事にしたのかな?」


こちらを見ずに後ろを向いたままリナが問いてきた。


「また夜にゴードンさんと会うからさ、変に帰るよりここでゆっくりした方が楽かと思ってさ、なんか嫌だったかな?ごめんな」


俺は正直に答えた。


「うん。大丈夫!親分さんは悪く無いんだよ。なんか、こちらこそゴメンね」


少しの間はあったが、リナはクルリと回ってこちらを向き、先ほど同様の笑顔を見せてくれた。


「けどね、今度こそちゃんと親分さんの名前教えてほしいよ?」

「うん。ま、とりあえず座ろ」


リナの問いに少し戸惑いながら、俺はベッドに座る。

リナは俺の横にちょこんと座った。


あー、ほんと可愛いわ。

いや、今はそうではなく名前だ。

誤魔化すか、、けれどどうせ明日の朝までには考えなければいけないのだ。。。


うん。リナにも正直に話して一緒に名前を考えて貰おう。


「俺さ、この世界来て3日目だからまだ名前決めてないの」


色々と考えるのも面倒なので、サラッと真実のみを告げる。リナは一瞬キョトンとした顔を見せた後に


「もー、またそーやってごまかす〜」


と、むくれている。。。

が、俺が真顔のままいると「本当なの?」と聞いてきたので俺は黙って頷いた。


「じゃあさ、リナが名前考えてあげる!」

「おう、よろしくな」


リナがとびきり明るく満面の笑みで言うので、思わず何も考えずに任せてしまった。

俺とリナはお互い笑って、手を取り合っていた。



キリが悪く感じるとこで終わりでごめんなさい。

色々下手くそですが、試行錯誤して頑張ります。

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