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【やり直し】死んで、女の子に生まれ変わって自分を殺したやつと婚約した件【人生】  作者: 懐古厨


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23/28

二十二話目

俺とリリの視線が交差し、なんならバチバチと音が鳴ったような錯覚に陥る。


「ア、アイリス、喉が乾いたろう?

お腹も空いてきたんじゃないか?!」


横から父上がそう声を掛けてきた。

見れば、顔色がとても悪い。

父上もリリのやべぇ顔を見たのだろう。

笑顔をむりやり貼り付けつつも、引きつっていた。


「そうですね!

あ、フィアナお姉様!

フィアナお姉様も一緒にお茶のみませんか??

私、もっと、お姉様とお話がしたいのです」


そういいつつ、口に手を当ててコソコソ話をしたいと動作で見せる。

フィアナ様は察してくれて、こちらに目線を合わせてくれた。


「とっても美味しいクッキーが、あっちにあったんです!

一緒にたべましょう?

それとそれと、ノア殿下へ贈り物をしたいのでご相談にのって頂きたいのです」


最後のはとってつけた理由だった。

でも、フィアナ様のことが心配だったのだ。

この場から離さないといけない、と考えてしまうほどに彼女が心配になってしまった。


フィアナ様は、弱々しい笑みを浮かべる。


「ありがとう、えぇ、いいですわ」


そう耳打ちを返してくれた。

それから皇太子に社交辞令的な挨拶をして、その場を離れた。

皇太子だけは、俺とリリのやりとりにもあまり反応を示さなかった。

もしや、天然だったのは皇太子、お前か。



少し離れた席で、俺、父上、そしてフィアナ様は給仕達が運んでくれたお茶と菓子、そしてサンドイッチを口にした。


「先程はお見苦しいところをお見せしました。

それにしても、アイリス様は賢いお子様、いいえ賢い方ですね。

勇気がある。

うらやましいです」


いやぁ、照れますなぁ。

別に普段なら身分どうのこうのは気にしないのだが、いわば時と場合を考えていない上、挑発してきたリリにイラッとしたのだ。

ちなみに、毒を含んだ言葉は元恋人のものを真似してみた。

女性ってこういうやりとり得意だから、凄いなっていつも思う。

しかし、フィアナ様はまだこういったやり取りが苦手なようだ。


「世間知らずのお転婆なだけですよ」


父上が恐縮しきって、そんなことを言う。

否定はしない。

世界のことなんてなんにも知らなかった。

こうして生まれ変わっていなければ、ノア殿下のことを知ろうとすることすら出来ず、恨みと憎しみを抱いて死んで行っただけの存在だ。


「フィアナ様のほうがもっと賢いですよ!

私はフィアナ様のほうが羨ましいです!」


「ふふ、ありがとう」


良かった、笑ってくれた。

作った笑みじゃない。

とても自然な笑みだ。

それから他愛ないことで、俺とフィアナ様は談笑した。

ノア殿下への贈り物の相談、という取ってつけた理由にも彼女は勘づいているようだったが、それでも相談に乗ってくれた。


やがて、茶会がお開きとなる。


(今度は死ななかったな)


帰りの馬車の中で、そんなことを考える。

疲れていたのか、うつらうつらと船を漕ぎ始めた。


そして、


「ようこそ、サーヴェ侯爵様、アイリス様」


そんな兵の言葉にハッとする。

また、時間が戻っていた。


慌てて、掲示板を確認する。


――――――


808:スネーク

オロロロロロロ_| ̄|○、;'.・ オェェェェェ


――――――


スネークが盛大に吐いていた。



――――――


810:スレ主

なんか、ごめん


811:スネーク

>>811

おま、死んだら死んだって言えよ!!

(´;ω;`)


――――――


無茶を言わないでほしい。



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― 新着の感想 ―
更新?ありがとうございます♪ 死んだなら云々、うちの父は『寝てるなら寝とると言え!』という似たよう様なコトイッテタナー(°▽°) ………寝とったらそんなん言えるか!! 言えるんだったら、そりゃタヌキ…
ある意味1番の被害者、スネーク
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