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モノクロの世界で、愛を語る  作者: 一色 サラ


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04

付き合ってみるって、今日に言い出す神経で、碓井の顔は少し微笑んでいて、何を企んでいるのだろうが、何がしたいのか分からない。

「それはどういう意味ですか?」

「僕と愛を語り合うんだよ」

なんだろう。愛を語るって何を言い出しているのだろう。

「断ったら、どうしますか?」

「特に、何もしないよ」

 そう言って、碓井はそのままシャワールームへと消えて行った。これはどういうことなのだろう。試されている。このまま、部屋をでて家があるアパートに帰ってしまうか。それともシャワールームから碓井が出てくるのを待った方がいいのか。迷ってしまう。多々大きな窓からの深夜0時を過ぎようとしていえる夜景を睨んだ。また1人になって、寂しい気持ちを膨らませるか。騙されたと思って、碓井の戦略にの乗るのか、陽菜の頭の中は色んな思惑で混ざっていく。

「一緒に入らない?」

お風呂場でから碓井の声がした。帰らばいいのに、身体が動かない。帰って、1人なるのが嫌だった。どこか弱っている陽菜は理性が動きそうにない。どこかで誰かの温もりを引き付けてくる。碓井の手招きが見える。その誘いに乗ることはないが、ただ部屋に佇んでいた。

「君の入ってきたら」

 碓井は腰でタオル巻いてタバコを吸い始めた。

「今日は、帰ります」

「そう、じゃあ気を付けてね」

 碓井は引き止めることもないし、見送ってくれるくれる様子もない。なんとなく、そのまま陽菜は、荷物をまとめて、出て行こうとした。

「本当に、帰るんだ」

 何を考えているのか、分からない。少し顔を見た。

「帰りますけど」

「そう、連絡先だけ教えて」

 碓井がスマホを出したので、素直に帰れそうにないので、とりあえずメッセージ機能の連絡先だけ伝えて、陽菜は帰ることにした。

 杏子に「変な人だね」とメッセージを送った。『収穫は何もないの?』と返答が来て、ないと送って置いた。

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