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こんなレベルの技術って、そもそもあるのか!?

Noxra City(ノクスラ・シティ) Mall(モール)の屋上


冷たい風が吹き抜ける。


ビュオオオオッ!!!


俺は震えて凍えていた。


「さ、さささ寒い。」


「中で待ってちゃダメか?」


チャーリーは夕方のNoxra Cityの美しさに見入っている。


「きれいだ。」


ケイが笑う。


「だろ?」


「お前はどう思う、デイ――」


ケイが振り返り、半分凍った俺を見る。


「デイビッド!!」


チャーリーが俺を見る。


「そんな……」


「死んでるのか!?」


________________


二人は服屋に駆け戻り、今朝ケイがくれたものよりいいジャケットを俺に用意してくれた。


チャーリーが俺を見る。


「ジャケットはどうだい?」


「少なくとも、暖かい。」


チャーリーがため息をつく。


「ああ、よかった。」


そのとき、遠くから何かが聞こえてくる。


ウィィィィィィィィン……


チャーリーが音のほうを向く。


そして、屋上の端まで走っていく。


「来たよ!!!」


俺たちも後を追う。


チャーリーが手を伸ばす。


すると、ドローンがチャーリーに降り立つ。


それから俺たちは、チャーリーのところへ歩いていった。


ケイが笑う。


「よし、これで中に入れるな。」


そして俺は、ドローンをじっと見つめた。


「うーーん…………」


チャーリーが俺を見る。


「えっと、デイビッド、何かおかしいかい?」


「うーん……」


「そういうわけでもない。」


「ただ……」


「Nexus(ネクサス)からずっと……」


「どうやって、まだ飛んでいられたのかと思って。」


「あの距離なら、お前との接続は切れてたはずだろ。」


ケイが両手をあごに当てる。


「だよなあ……」


「どうなってんだ?」


チャーリーがうなずく。


「説明させてもらうよ。」


「いいかい、普通のドローンは接続が必要なんだ。」


「でも、僕のプロジェクトがあれば遠くまで行けるはずだと考えたんだ。」


「それで、いくつか調整して、ドローンを少し改造したんだ。」


「…………」


「すまん、何だって?」


するとチャーリーは続ける。


「いいかい、簡単な話だよ。」


「ドローンの通信アーキテクチャを改造したんだ。」


「遠く離れた場所から、ノートパソコンでドローンにコマンドを送る手段が必要だったんだよ。」


「だからこのドローンには、独自のネットワークモジュールがあるんだ。」


「GPS。」


「オンボードプロセッサ。」


「そして長距離送信機。」


「……」


「日本語で頼む。」


チャーリーはため息をつく。


「じゃあ、こう言えばいいかな。」


「ノートパソコンがコマンド端末。」


「ドローンがマシン。」


「僕がコマンドを送ると……」


「ノートパソコンがそれをネットワーク経由で送信する。」


「信号がドローンの通信モジュールに届く。」


「そして通信モジュールが、コマンドをオンボードコンピュータに渡す。」


「コンピュータがそれを解釈して、ドローンに何をすればいいか伝えるんだ。」


何を言ってるんだ!?


こんなレベルの技術って、そもそもあるのか!?


くそ、ケイは今ごろ絶対に混乱してるだろうな。


ケイはめちゃくちゃ興奮している。


「超カッコいいじゃん!!」


「ってことは、自分のドローンをハッキングしてるってことか!?」


やっぱ何でもない!!


チャーリーは首を振る。


「正確には違うよ。」


メガネを押し上げる。


「専用のサイバネティック・ネットワークだと思ってくれ。」


「ノートパソコンがオペレーター。」


「ネットワークが神経系。」


「そしてドローンは……」


チャーリーはドローンを見る。


「体だ。」


ケイが跳び上がる。


「超カッコいいじゃん、なあ!」


チャーリーが赤くなる。


「え、そう思う?」


「最近、暇な時間がたくさんあってね。」


ケイは言う……


「見りゃわかる。」


そしてケイは落ち着く。


「でもそれ、人前で使うのは本当にやめたほうがいいぞ。」


チャーリーは困惑した顔をする。


「え?」


「でも、どうして?」


俺は前に出た。


「どうして、だって?」


「教えてやるよ。」


俺はチャーリーに駆け寄り、両腕をその肩に置く。


俺の顔は恐怖に染まった。


「お前は戦争のやり方に革命を起こしたんだぞ!!!」


「自分が何をしたかわかってんのか!?」


「あのドローンは、SFサイバーパンクな軍用レベルの兵器だ!!!」


「もしこれが悪い奴らの手に渡ったら……」


ケイは腕を組んで、うつむく。


「そいつは、また9・11を引き起こしかねない。」


俺はケイのほうを向く。


「いや、むしろ第三次世界大戦だ!!」


チャーリーは目を見開いた。


「なんだってえええええええええええ!!!」


________________


一方その頃、ある女性が自分のアパートに座って、スマホを確認している。


午後6時2分


額に青筋が浮かぶ。


あいつ、遅い。

皆さんこんにちは!ノクスラLTです!いつも読んでいただきありがとうございます!

いよいよ、デイビッドのノクスラ学園での初日がクライマックスに突入します。

もし、ここからの展開の予告編(トレーラー)を作るとしたら、きっとこんな感じになるでしょう。

「僕の名前はデイビッド・カーター」

「僕が望むのは……ただ家に帰ることだけだ」

だが、世界はそれを許さない。

雪の中から、一つの声が響く。

「やあ……『天才』君」

突如として訪れる純然たるカオス。

凍えるような寒さの中、仮面の男がブレザーを脱ぎ捨てて叫ぶ。

「お前はふざけてるかもしれないがな、俺は本気なんだよ!!」

屋上の緊張感は、ついに最高潮に達する。

だが、その時――

愚痴が、ピタリと止む。

デイビッド・カーターの、スイッチが入る。

冷酷で、すべてを計算し尽くした瞳。

放たれる、たった一つの問い。

「教えてくれ……お前を突き動かしているものは、なんだ?」

そして、凍てつく屋上の遥か上空では、何者かがその一挙手一投足を監視している。

街のどこか、摩天楼の頂に立つ、純白のタキシードに身を包んだ男。

微動だにせず。

ただ、待っている。

デイビッドはただ、平穏な夜を過ごしたかっただけだった。

だが今、彼は生徒会に対して証明することになる。

自分がまさに、彼らの恐れる通りの存在であるということを。

ポップコーンの準備はいいですか!?

それでは、次のチャプターでお会いしましょう!

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