↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/34

また始まった。

ジリリリリリリッ


さて、終業のベルだ。


俺は廊下を歩いた。


チャーリーとケイは、最後の授業がボーナス、というか空きコマだった。


だから外で、Block E(ブロック・イー)地区の前で二人と合流することになる。


俺は黙って歩いた。


友達と過ごしている人たちを眺めながら。


「なあ、映画館行こうぜ。」


「いいね、行こう。」


女子たちが別れの挨拶を交わしている。


「じゃ、ばいばーい。」


「また明日ね。」


「うん、絶対。」


あるいは、女子たちが相手を自分の家へ連れていく。


「ねえ、私のアパート、Block E地区からそんなに遠くないんだけど。」


「来る?」


俺は笑う。


あのアパートで何が起きるかは、あんたも俺もわかってる。


NEB(エヌイービー)はこいつらを本当に逮捕すべきだ。


まあ……俺の知ったことじゃない。


宿題か何かをしに行くんだと思っておこう。


俺は黙って歩いた。


長い一日だった。


いろいろあった。


ああ。


いろいろあった。


まず、パーカーが盗まれた。


次に、燃やされた。


バスの遅れ。


ケイの魅力。


おば。


ミュージカル。


俺の人生がどれだけカオスで、ばかげてるか、見せたいだけだ。


あんたらにとっては地獄かもしれない。


だが俺にとっては……


ただの火曜日だ。


たとえカオスでも。


昔の俺と比べれば……


俺は、これが好きだ。


俺は校舎を出た。


そしてBlocksの入口へ向かった。


バス停もそこにある。


俺はあたりを見回した。


他の建物が目に入る。


それから、雪の中を歩き出した。


なあ……


ちょっと自分の話をしようか。


家の外での俺の生活は、ここまでカオスじゃなかった。


俺は、ひとりにしておいてほしいだけの、物静かなやつだった。


全部、あのおバカ二人がしつこかったおかげだ。


あいつらがいなかったら……


きっと今でも、友達なんて一人もいなかった。


あいつらと出会って、いろんなことを感じるようになった。


そして俺は、この二人でいいと思ってる。


他には誰もいらない。


歩きながら、あたりに目をやった。


この学校を丸ごと建てるのに、何年かかったんだろう。


これはBlock Eだけなのに、とんでもなくでかい。


そのとき――


「おーい、デイビッド、こっちこっち!!」


ケイとチャーリーがこっちに歩いてくるのが見える。


「よお、最後の授業どうだった?」


俺は顔を上げた。


「まあ……いつもの授業と同じだ。」


すると、ドローンがチャーリーの腕に降り立つ。


俺はチャーリーをじっと見た。


「ふーん……」


「ドローンなんかで何してるんだ?」


チャーリーが俺を見る。


「ああ、別に大したことじゃないよ。」


また始まった。


「Block E地区を広範囲にスキャンしてただけなんだ。」


俺は無言で見た。


「何のスキャンだ?」


「ほら、あれだよ。」


あれって何だよ。


チャーリーは頬をかいた。


「この場所の配置を読み取って、僕たち専用のGPSマップアプリに追加したいだけなんだ。」


「お互いの位置を追跡するのに使ってるからね。」


「……」


「なんでそんなことを?」


「その、みんなが使ってる一般的なGPSマップには頼りたくなかったんだよ。」


「だからこれは、僕たちのを作るためで……」


「より……効率的に?……」


「……」


「……」


「お願いだから何か言ってよ!」


俺はチャーリーを見た。


「つまり、映画でよくあるやつか?」


チャーリーはうなずいた。


俺の話、ジャンルをひとつにできないのか!?


俺はため息をついた。


「好きにしろ。」


ケイいわく――


「なあ、話したこと忘れんなよ。」


チャーリーは戸惑った顔をした。


「二人とも、何の話をしたの?」


俺は前を歩き続けた。


そして二人は、ついてきた。


「心配するな。」


「帰る前にNoxra City(ノクスラ・シティ)を探検するって話、忘れてない。」


ケイが跳ねた。


「よっしゃ!」


チャーリーいわく――


「ああ、それはいい考えだね。」


「もっとデータが取れるし。」


俺いわく――


「まず、モールに寄る。」


「えっ?」


ケイは戸惑った顔をした。


「なんで?」


「チャーリーにズボンを買ってやるんだよ、服屋で。」


チャーリーは赤くなる。


「ちょっと、それはずるいよ!」


ケイが笑う。


「ハハハハハ!」


チャーリーは全身、赤っぽくなっている。


「もう、笑い事じゃないよ!」


その間、俺は目を閉じて、少し笑う。


うん……俺は、あいつらが大好きだ。

どうも、ノクスラ LT!


今回のエピソードは、このシリーズで今まで書いた中で最高傑作になったかもしれない。

作者本人が自分でこんなことを言うのは、ちょっと変な話だってわかってるんだけどさ。


でも、正直……俺はデイビッドのやつが羨ましいよ。

俺がデイビッドのために書いている出来事は全部、俺自身が「自分の人生にもあったらいいのに」って心から願っているものなんだ。……なんだか、すごく悲しい話だよな?


実は、俺にもケイみたいなヤツが一人いるんだ。でも、そいつは今すごく遠くにいて、もうずいぶん長いこと連絡を取ってない。

カナダにいて、完全に孤立してて、友達もいない……。

まあ、普段はそのことについてそんなに深く考えてるわけじゃないんだ。ただ、心の奥底にずっとその感覚があるってだけで。


今の俺にあるのは、神様と家族だけだ。


おっと、俺の自分語りで退屈させたくはないな。

俺はまだ19歳になったばかりだし、もし近い将来に「世界の終わり」が来なければ、まだまだこれから先は長いからな。


『うん…これが俺の人生だ』を楽しんでくれたら、ぜひブックマークボタンを押してくれ。コメント欄で感想も聞かせてほしい!


それじゃあ、また次回。ノクスラ LTでした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。