表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/100

第70話 「Wの奇跡」

ガァァン!!



拳と大剣がぶつかる!!

衝撃波ーー

床が砕けるーー



リントが歯を食いしばる。

「ぐっ……!」



エレボス

「悪くない」


大剣を振るーー



ブォン!!



リントが吹き飛びーー

  壁に叩きつけられる。



キリカ

「リント!!」



リントが血を吐き立ち上がる。

「ちっ……」


「バケモンかよ」



エレボス

「当然だ」


ゆっくり剣を構えーー

      一歩踏み出す。


「私は厄災」


「力こそ全て!」



ルディが空間を(ゆが)める。

「ヴォイド・ブレイク!!」


空間の刃!


しかし――



ズバン!!



エレボスが一刀で切り裂く!!



ルディ

「なっ!?」



キリカが飛び込む。

「このぉ!!」


連続斬撃!!


しかしーー


キン!

キン!

ギィン!!


全部弾かれるーー



エレボス

「未熟」



コトハが叫ぶ。

「ダメ……!」


エレボスの大剣が振り上がるーー


狙いは――リント。



リントが笑う。

「来いよ」



エレボス

「終わりだ」


大剣が振り下ろされる!!



その瞬間――


コトハの頭にーー

    未来が流れ込む。


リントの体がーー

    真っ二つになる光景。


コトハ

「……え」


「やだ……」


震える声。

「そんな未来……」


「や、やめ…」


刃が落ちるーー



コトハが叫ぶ!!!

「ダメええええええ!!!!」


その瞬間――



ズドォォォン!!!!



コトハの体からーー

  (まぶ)しいほどの光が爆発した。


風が吹き荒れ床が震えるーー



キリカ

「何!?」



ルディ

「コトハ!?」



コトハの髪が瞳がーー全身が

         黄金に光る。


その瞬間――


世界がーー

止まった!!



音が消えるーー

風も止まるーー

エレボスもーー

リントもーー

誰も…何も…動かない。



コトハだけが

    立っているーー


コトハ

「……何これ」



目の前にーー

光の数字が浮かぶ。



コトハ

「三……?」



その瞬間!


頭の中に

 理解が流れ込むーー


この三秒の未来は

    変えられる!



コトハが手を伸ばすーー

   涙を浮かべながら叫ぶ。


「リントは……死なない!!」


「――クロノ・リライト!!」



その瞬間――



パァァァン!!



世界が動き出す!


エレボスの剣がーー

    振り下ろされる。


しかし――



ガキンッ!!



刃がーー

  途中で止まる。


まるで…

  見えない壁。



エレボス

「……ほう」



リント

「……え?」



キリカ

「止まった!?」



コトハが息を荒くする。

「今……」


自分の手を見てゆっくり言う。

「未来……」


「変えた!」



ルディが驚く。

「未来を書き換える……?」



キリカ

「何それズルくない!?」



コトハが指を三本立てる。

「三秒だけ!」


静かに言う。

「三秒後までなら…」


目が光る!

「変えられる!!」



エレボスが不敵に笑う。

「面白い」


剣を構えーー

  目が鋭くなる。


「三秒を越えたらどうなる」



次の瞬間――


エレボスの剣がーー

かつてない巨大な衝撃を放つ!!



『メギド・ディザスター!!』



ズドォォォォン!!!



床が砕けるーー

柱が崩れるーー

最強最大広範囲攻撃!!



コトハの目にーー

     未来が映る。


三秒後――

   全員死ぬ……


コトハ

「……嘘!?」



その瞬間!!


キリカが前に飛び出る!



リント

「キリ!?」



キリカが真顔で言う…

「正直さ…」


剣を握る!

「みんなのこと」


振り返りーー

    少し照れながら笑った。


「大好きなんだよ……」


剣を構えーー

    三人の前に立つ!!!


「誰にも…死んでほしくない」


強くーー叫ぶ。


「だから私が止める!!!」




無情にも振り下ろされたーー


『メギド・ディザスター』


       が…まさに…


キリカを()み込むーー

       その刹那(せつな)ーー



ルディ

「…やめろ!!」


その瞬間――

激しく黒い霧が渦巻くーー!!!



バキンッ!!!



空間が激しく

音をたてて割れはじめた…


ルディの目が銀色に(かがや)くーー

「キリカ……バカ」


「そういうのは…」


空間が収束(しゅうそく)するーー


「男の役目だ……」


さらに空間が(ゆが)みーー

闇が凝縮(ぎょうしゅく)する!!!


「ヴォイド――」


    「エンドォ!!!」



ドォォォォン!!!!



黒い空間がーー

  エレボスの攻撃をーー

       丸ごと飲み込む。


衝撃が消える。


静寂…



キリカ

「……え?」



コトハ

「消えた……」



ルディが息を吐く。

「…ギリギリ」



リントが怒鳴る。

「おい!!」


キリカを見るーー


「勝手に死ぬなバカ!!」



キリカ

「うるさいバカ!!」



ルディ

「こんな時に……やれやれ」



コトハが泣きながら笑う。

「みんなバカ…」



エレボスが静かに言う。

「……善意…ヴァルス覚醒」


「二人も同時に……」


深紅のマントが揺れる。

「なるほど」


刀を下ろす。

「面白い…」



エレボスが振り返りーー

   巨大な扉を叩いたーー



ゴゴゴゴ……



「強者として認めよう!」


「さぁ…入るがいい」



真の戦いがーー

今四人の前に口を開いたーー

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


もし宜しければブックマークお願いいたします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ