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第69話 「厄災」

キングピラー上層階奧ーー



ノクスとの激闘(げきとう)を終えた四人は

満身創痍(まんしんそうい)の状態ながらも、

第二ノ扉を後に歩を進めるーー



キリカが(つぶや)く。

「イテテ…ほんと毎回これだと身体がもたないわね…」



リントが怒鳴る!

「あのよ…お前あんま前に出るなって何度も言ってんだろーが!」


「女が鼻血出して息切らしてたらマジ(よめ)(もら)い手ねーぞ!」



キリカ

「誰が鼻血じゃ!」


ゴンッ!!


「そんなもん出してねーわ!」



コトハ

「ちょ…キリちゃん落ち着いて」


「リントも言い方はあんなだけど、心配して言ったんだろうから」



リント

「痛ってーな!毎回毎回」


「お前の強さも度胸も十分

知ってんよ」


「だけど…相手はあの【D】なんだからな!無茶だけはすんな!!」



ルディ

「最初から…」


「……そう言え」



リント

「うるせぇ!」



キリカ

「……」


「…分かったわよ……ありがと」



リント

「……」



ルディ

「照れてる…」



リント

「なっ…ルディてめぇ」



コトハが笑う。



【Desire】の回廊(かいろう)を抜ける頃…

四人の眼前に巨大な影が姿を現した。


警戒しながらも、近く四人ーー



すると...そこには。


巨大な門ーー


その前に――


一人の男が立っている!



深紅のマント。

背中にはーー

古い紋章。


腰には――

8尺(約2.5m)はある長い大剣。



腕を組みーー

静かに目を閉じている。



リント達が足を止める。



キリカ

「……誰?」



男がゆっくり目を開く。

低い声ーー

「待っていたぞ」



ルディが目を細める。



コトハが(つぶや)く。

「マリス反応……(けた)が違う」



男が大剣を肩に(かつ)ぐーー


「我が名は…」


「エレボス」


空気が重くなるーー


「【D】が一角」


「厄災のヴァルス」



リントがニヤっと笑う。

「お次の【D】かよ」


「いいぜ」


一歩踏み出す。

「まとめてぶっ飛ばしてやる!」



次の瞬間――


消えた!?



ドォン!!!



衝撃ーー

 リントの体が吹き飛び

    壁に叩きつけられる!!



キリカ

「リント!!」



ルディが驚く。

「は、速い……!」



しかしエレボスはその場から

一歩も動いていないーー


大剣をゆっくり肩に乗せる。

「遅い」



リントが血を吐きながら立つ。

「……は?」



エレボス

「力なき者が…」


「この門を越える資格はない!」



キリカが斬り込む。

「うるさい!」


斬撃――!!


だが…


キンッ!!


火花ーー!


キリカの剣が

弾かれる。



キリカ

「なっ!?」



ルディが空間を(ゆが)める。

「ヴォイド――」



振り向きざまーー



ズドン!!



ルディが吹き飛ぶーー



コトハ

「ルディ!?」



エレボスが静かに言う。

「弱い」ーー


沈黙ーー



リントが血を(ぬぐ)いながら笑う…

「ハハッ…」


立ち上がりながら拳を構える。

「いいじゃねぇか」


「燃えてくんな」


目が光るーー

「こういうの!」



エレボスが大剣を抜く。



ズォォン……



重い刃ーー

   地面が震える。


「ならば…」


刀を構える。

「力で示せ!」


深紅のマントが揺れる。

「ここを通れるほどの価値を!」



リントが踏み込む!

「望むところだ!!」



拳と大剣ーー

   激突――!!



【D】のフロア

  第三ノ扉前にーー

   戦慄(せんりつ)の衝撃が走るーー



三人目の【D】との戦いが

         今始まった!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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