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第50話 「キングピラー」

全ての悪意の根元にしてーー

  

  全ての感情が集まる場所ーー



  【キングピラー】



その門前にリント達は立っていた。


塔の高さはーー

空を突き破っている。



キリカが口を開く。

「近くで見ると…」


「やっぱバカでかいわね」



リントが笑う。

「笑えねぇな…こりゃ」



コトハは静かに塔を見上げていた。

「ここから先…」


「未来が見えない」



ルディが短く言う。

「……当然だ」


「ここは中心…」



リントが振り向く。

「中心?」



ルディ。

「感情の…集まる場所」


「世界の(ゆが)みが……一番濃い」



キリカが肩を回す。

「つまり…」


「敵だらけってことね」



リントがニヤッと笑う。

「それなら簡単だ」


塔の入口へ歩き出す。


「全部ぶっ飛ばして進むだけだろ!」



コトハが少し笑った。

「リントらしい…」



巨大な扉ーー

  黒い金属ーー

    まるで城門のようだった。



リントが手をかける。



ゴゴゴゴゴ……



扉がゆっくり開く。


中はーー

闇。



そして…


無数の気配ーー


赤い目。

黒い影。

マリス。


さらにーー


(いびつ)な姿の存在。



ルディが(つぶや)く。

「……模倣アビス」



キリカが剣を抜くーー

「ウジャウジャいるじゃない」



リントが拳を鳴らす。

「ウォーミングアップにはちょうどいいだろ」



その瞬間!


マリス達が一斉に動いた。


咆哮(ほうこう)

突進。



リントは前へ出る。

「行くぞ!」



キリカ。

「当然!」



コトハ。

「右から三体!」



ルディ。

「……帰りたい」



次の瞬間ーー


爆発。

衝撃。

戦いが始まるーー



キングピラーーー

      第一層。



新たな戦いの幕がーー


     今上がった!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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